バンクーバーオリンピックは2010年にありました。
そして2010年の今日、高橋大輔選手が日本男子初のオリンピックメダルを取った日だそうです。
この日、私はテレビの前で大ちゃんの演技を祈るような気持ちで見ていました。
ショートプログラムは仕事中で見られなかった。
その時点でも高橋大輔選手を応援してたけど、録画するほどではなかったのです。
今考えれば、何やってるの!馬鹿なの?って思うけど(笑)
でもこのシーズンに膝の前十字靭帯の怪我からの手術・リハビリを経て復活し、全日本で優勝し、オリンピックに出場だけでも大変だと思っていたのに、3位でショートプログラムを滑った。
もうそこで私はそこそこやられていて、自覚はなかったけどファンへの沼に落ちかけていたのですね。
フリーは録画してました(録画するかどうかが分かれ目?)
録画しながらハラハラドキドキしながら見てた。
そしたら、フリーの「道」
今見ても、最後のステップは涙出てしまいます。
当時は4回転を跳ぶか、跳ばないで安全にパーフェクトな演技をするかで、今考えると嘘のような論争と駆け引きがあったのです。
優勝したアメリカのライサチェクは4回転を跳ばずにパーフェクトに滑りました。
2位のロシアのプルシェンコは4回転を跳びました。
そして高橋大輔は4回転は跳んでこその男子フィギュアだと言っていて、手術後にほとんど成功していない4回転を跳んで、転倒。
しかし、その後の演技はほぼパーフェクトに決め、「道」の演技に皆が引き込まれました。
私は4回転を失敗した後のステップでの高橋大輔の笑顔を見た時に、沼に落ちました〜〜〜
信念を持って4回転に挑戦し、失敗したけれど、その後にそんな笑顔で浮遊感のある優しい滑りができるのか、この人と。
このプログラム自体が素晴らしくて、さらに映画「道」の世界観を体現している高橋大輔という選手の才能にやられた❗️
ショートプログラムの「eye」は全然違った超カッコよくキレのいい演技をした同じ人とは思えないってところも凄い。
(その後に演技のまとめで放送されたので、eyeも録画することができました)
という事で、今日は13年前に私が大ちゃんの沼に落ちた記念日だったのだ(笑)
この1ヶ月後に世界選手権で優勝して、日本最初の世界王者になりました。
それからソチまでの道も色々と大変だったけれど、引退して迷った時期もあったけれど、また復帰し、アイスダンスに転向し、今に至る道。
あの「道」の演技からここまで応援してこられて、本当に幸せなファンだなと思います。
バンクーバーの後、みんな大ちゃんって呼んでるんだ!と知って、それから大ちゃん大ちゃんとうるさい人になりましたとさ。