J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

季節の知らせ

2006年09月17日 | 緑の仲間

ナガサキアゲハのメスだ。

彼女の姿は、次に行った公園の草むらの中にあった。

最初に行った公園で、少年とであった。

まだ小学校に入ったばかり位の彼らは、手に長い枯れ枝を持ち、振り回して見せた。

一緒にいた更に幼い少女は、すごいでしょ、と兄ちゃんたちのまねをしていた。

その公園の小さな花壇。

その前で、彼らはちゃんばらを見せてくれていた。

そこへ、ふわふわと、黒いアゲハがやってきた。

花壇に、ステキな紫の花を見つけ、舞い降りようとした時、

えいっという掛け声が響いた。

あ、というまもなく、2回、3回と振る木の枝で、黒い蝶は花へとまることなく土に堕ちた。

ナガサキアゲハのオスだった。

そのあとに回ったここで、メス。





夏は終わる。


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