<<水道>>
8月11日の地震が起きてまもなく、水道のレバーを押し上げると、水の出が細いことに気づいた。
そうだった。
静岡市の水道は、大きな揺れを感じると、緊急遮断弁が働き、水の供給を止める。
遮断弁は、震度5強から6弱程度以上の揺れで作動するように設定されている。
これは、水道管の破裂などによる水漏れや、供給用の水の確保のためだ。
その後、ブロック化された給水区域ごとに点検が行われ、問題がなければ、随時復旧してゆく。
復旧した後は、しばらく水に濁りが出ることが多い。
順次、回復するのを待つしかない。
各自の対策としては、水の用意ということになるが、飲料水と生活用水は、別に確保しておくことが望ましい。
最近は、浄水能力のある便利グッズが販売されている。
また、給水を受けるためには、容器が必要になる。
あわせて、用意しておきたい。
なお、揺れによって断水した後に、その家屋等を離れる際には、蛇口を閉め、元栓を締めておく。
復旧の際に、家屋等が水浸しになるのを避けるためだ。
◆水道の震災対策詳細 静岡市
水道の震災対策 市民の皆様へのお願い:静岡市 (shizuoka.lg.jp)
災害時の給水用に、地下タンクが順次設置されてきた。
避難を余儀なくされた人々や、帰宅困難者などのために優先的に使えるように、
地元の各家庭では、自分たちの水をしばらくはまかなえるように用意しよう。
しばらく、の期間が難しいところだが、推奨は、一人一日3リットルを最低1週間分。
災害時には、給水タンクの無事も必ずとは言い難い。
◆水道の震災対策 災害時の飲料水等の確保
災害対策:静岡市 (shizuoka.lg.jp)
■静岡市 上下水道局
上下水道:静岡市 (shizuoka.lg.jp)
<<電気>>
今回の地震では、停電があった。
信号機の停電も報告され、家庭などではテレビやネットでの情報が取れず、
電話の停電による不通など、不安は大きかっただろうと思う。
さらに、暑い時期ゆえ、エアコン扇風機などの空冷が効かないのは、つらかっただろう。
地震直後には、県内で約9500戸の停電があった。
幸い、送電線などの被害はなかったらしく、安全確認後、復旧。
中部電力パワーグリッド|停電情報 (chuden.co.jp)
停電・災害時の対処法 - 電気の安心情報|中部電力パワーグリッド (chuden.co.jp)
今回の停電地域は、静岡県中部と中西部。
静岡県は、富士川を境に、東は東京電力、西は中部電力が管轄する。
日本では東西の電力のヘルツは異なっているが、その境が、静岡県内にあるのだ。
*地域と周波数 中部電力
地域と周波数 - 電気のマメ知識|中部電力 (chuden.co.jp)
東側の東京電力では、おととしの新潟の地震で柏崎刈羽原発が影響を受け、節電の呼びかけが続いた。
今回の地震では、浜岡原発が影響を受けた。
電気の使用に対して、私たちは意識していたい。
自然エネルギーの有効利用や燃料電池、コジェネレーションなども、各自で検討してみよう。
■中部電力
http://www.chuden.co.jp/index.html
■東京電力
http://www.tepco.co.jp/index-j.html
<<ガス>>
5時7分という早朝の地震で、火を使っていた家庭は少なかったかもしれない。
調理を行う工場や店舗では、火を使っていたことだろう。
ガスにも、安全弁がある。
震度5弱で、自動的にガスが止まる。
コンロ自体にも、震度4の感知で消火するものがある。
静岡ガスには、地震後ガスが使えないという問い合わせが200件ほど寄せられた。
器具や配管、ホースの安全などを確認し、各家庭に使えられたマイコンメーターで、復旧できる。
ガスコンロ、湯沸かし器、乾燥機、ヒーター等、各家庭でガスを使っている器具も、再確認を。
ガスには都市ガスとエルピーガスがある。
安全の確認方法や手順については、下記を熟読しておこう。
◆地震のとき 静岡ガス
地震のときは (shizuokagas.co.jp)
*緊急連絡先* 静岡支社 TEL. 054-285-2111 富士支社 TEL. 0545-52-2260 東部支社 TEL. 055-927-2811
◆都市ガスの安全対策について 東海ガス
http://www.tokaigas.co.jp/family/safety/quake.asp
*連絡先* 全地区 本社 供給部 供給保安課 054-628-7154
◆LPガスの安全対策について 東海ガス
http://www.tokaigas.co.jp/family/lp_safety/calamity.asp
◆日本ガス協会
ガスが止まったら | 日本ガス協会 (gas.or.jp)
いずれにせよ、現在、何をどこで使っているのか、知っておきたい。
さらに、ガスや水道の元栓の位置、電気のブレーカーの場所をを把握しておこう。
各自で復旧する際にも必要ならば、もしものときに避難する場合は、
●水道の元栓を締める
●ガスの元栓を締める
●電気のブレーカーを落とす
これで、二次災害が防げる。
今のうちに、しっかりと確認しよう。
災害は、地震のみではない。
静岡市水道局のリンクが切れてました。有効なリンクに変えていただければアップデートできるかと存じます。
リンク切れのサイト:http://www.city.shizuoka.jp/deps/suidosomu/shinsai_taisaku.html
有効なリンク:https://selectra.jp/hikkoshi/water/shizuoka
宜しくお願い致します。