
ツマグロヒョウモンのメスだ。
開いた前翅のツマが黒い。
私でもそれを覚えてしまうほど、この蝶は静岡に定住した。
遭遇する夏の黒い蝶も、昨年は、ナガサキアゲハを見かけたし、
今年はクロアゲハであることより、モンキアゲハが目に付いた。
「南方系で、西南日本に多く、関西周辺では都市郊外でもよく見られる」といわれるチョウだ。
緑の真珠のおかあさん、アオスジアゲハも南方系のチョウで、
「西南日本では極めて普通に見られるが、本州中部以北ではあまり多くなく、秋田県あたりが北限となる」
というのだが、非常によく見かける。
きれいなチョウが見られて嬉しいのではあるが、何かと気になる。
静岡昆虫同好会の清邦彦さんに聞いて見る。
チョウたちの好む花の北上、幼虫の餌となる植物の北上、そして、チョウの定住。
これは、目に見えやすい地球温暖化の現象なのかもしれないという。
ヒト以外の生物は、生きる環境に敏感で、すなおに命の場所を求める。
或いは、貪欲に、求める。
ヒトがデータを集めてみるよりも早く、生存の場所を自分で決めてゆく。
いなくなったチョウ、増えたチョウ、現れたチョウ。。。。
彼らの物語は、我々の物語なのだ。









そうそう、ベニスの水位の話は報道で見ました。深刻で、身近だね。
間に合うのかな。間に合わせたいね。
それが果たして地球温暖化を阻止するためなのか
美術品を空気汚染から守るためなのか。
結果としてどちらにも効果的ならそれでいいのですけどね。
温暖化のせいで海水面が若干上がり
水の都ヴェネツィアは沈没の危機。
雨が降り続き、昨日はサン・マルコ広場は水浸しだったみたいですね。大変。
科学が助けてくれるって、安心しちゃったのかな。
でも今、科学が、危ないよって言ってるんだもんね。
気づいた時は、もう結果。
EUは順調にCO2削減中のようだけど、イタリアでは何かしてる?
この可愛い存在に、そのような力があったとは。
学ぶべき点が多いですね。
温暖化はわかりやすいのかも。
確実に自然は温暖化に対応しているんだよね。