酔いどれ山ガラス

リタイア後のエンジョイライフ
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頭殿山(1203.0m)その2

2009-09-11 14:08:27 | 登山の記録

山 名    頭殿山(1203.0m)
所 在       山形県西置賜郡白鷹町大字黒鴨
日 時    平成21年9月7日(月) 晴
人 員    T・Mさん

コースタイム
林道終点登山口発8:20~(0:10)鳥取場~(0:29)尾根に出る~(0:23)水場~(0:23)頭殿山頂上着9:56

頭殿山頂上発11:36~(0:16)水場~(0:12)尾根を離れる~(0:22)鳥取場~(0:06)尖山~(0:05)鳥取場~(0:06)登山口着12:54

【注】カッコ内は所要時間で休憩時間は含まない。山の所在は入山口の集落又は最奥の施設の字名をとった。

 登山道概念図

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 山仲間のT・Mさんからメールが来た。「頭殿山の途中撤退が胸につかえている。今年中に再挑戦したい。」・・・ 

 6月に登った時は、天気が悪く途中から雨模様になり雷も鳴りだした。頂上はガスで見えなかったが、おそらく頂上直前100m位の低木になったところで、頭上で雷鳴が鳴り響きはじめたため、涙をのんで引き返した。

 もう少しで頂上だったのに・・・、の思いは私も同じだったが、林道の悪路のことを考え二の足を踏んでいたところだった。「それでは天気の日を選んで・・・」と話がまとまった。

 二回目だったので悪路の林道もスムースに進めたが、最後の分岐点からは轍の中ほど(道路の中央)は背の高いススキが生い茂り、踏み倒しながら進んだ。

 登山口手前二つ目の急カーブは、路面の端がえぐれており、車輪が入ると車が横倒しになるかと思うくらい傾くので、慎重にハンドルを操作した。(この林道は、乗用車では無理だと思う。) 登山口の駐車場には他の駐車車両はなかった。

 落葉松の緩登から鳥取場を通過し北斜面のヘツリ道を行く。やがてブナ林のヘツリとなり、崖のヘツリを過ぎると道は左に曲がり、尾根に取りつく斜面となる。この左斜面に「頭殿山」の標柱が立てかけてあった。この標柱は前回は見かけなかったので、その時は登山道下にでも転げ落ちていたのだと思われる。

 ここから尾根へ登らず、ヘツリ道が続いていると思われる所に「悪路危険」の標識が地面に置いてあった。この先が頭殿山山腹を巻いて朝日鉱泉へ行く、旧道の「あさひゆみち」ではないかと思われたが踏み跡は薄いようだ。

 尾根に出てから20数分のところに水場があったが雨だれ程度の水量だった。傾斜も緩い低木帯になり見覚えのあるくぼ地を通過し、もう少しだな・・・と思い進むと、刈り払われた広い頂上に出た。前回撤退したのは、本当に頂上直前100m位のところだった。

 頂上からは朝日連峰、月山などを望むことができたが、大朝日岳頂上はガスがかかり晴れなかった。

 帰路、尖山(トンガリヤマ)に立ち寄る。平頂でどこがトンガっているのかと思われたが、地上からはトンガって見えるのかもしれない。

 やはり今日は他の登山者はおらず、二人だけの静かな山だった。 

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1_2 
 国道348号線の白鷹町荒砥付近から見た頭殿山

1 
 登山口駐車場
 相変わらず登山口の標識はない。

2 
 鳥取場
 尖山(トンガリヤマ)の分岐点となっている。
 左の樹木は一本のようだが、後ろに回ると落葉松と杉が同じ場所から生えているのが分かる。

3_2 
 鳥取場標識の後ろ側の山神塔
 一本の木に見えるが、落葉松(左)と杉の木が同じ場所から生えており、根元に山神の石碑があった。

3 
 尾根に登る直前の標識。ここを4~5分登ると尾根に出る。
 この標識は、6月に来た時は気がつかなかった。登山道脇に落ちていたのだと思う。
 右側のヘツリ道に「悪路危険」の標識があり、旧道のようだ。

4 
 悪路危険の標識
 頭殿山標識から尾根へ上がらず、この標識の先をヘツって進むのが旧朝日鉱泉への道らしいが、トレースは薄くなっているようだ。

5_2 
 尾根途中から水場への道(右)
 6月に来た時は見落として分からなかった。

6_2 
 登山道から10m位入ったところにある水場。
 設置された塩ビ管から水は出ておらず、塩ビ管を支えている木からタラタラ垂れている程度だった。

7 
 最後の急登を登りきると小ピークに出て頭殿山頂上が見えた。

16
 頭殿山頂上
 周囲がきれいに刈り払われていた。

8 
 頭殿山頂上

9_2 
 頂上から尾根筋を下っている道(左)と右に下る道があった。
 右の道を少し下りると、テント一張り張れる位に整地された場所があった。
  この道を下ると朝日鉱泉へ行けるのかと思い行ってみたが、少し下るとトイレがあり行き止まりだった。日射が暑かったのでこの場所で休憩した。

9
 頂上から大朝日岳(雲がかかっている。)と小朝日岳(右)、平岩山(左)。
 真正面が鳥原山

10 
 頂上から少し下がった休憩場所から見た朝日連峰
 御影森山、平岩山、大朝日岳、小朝日岳まで見渡せた。残念ながら大朝日岳の雲は取れなかった。

11 
 頂上から鳥原山と鳥原小屋(中央斜め左上の白い点が小屋)

12 
 頂上から白鷹町方面

13 
 休憩場所の下にあったトイレ。立派な「キンカクシ」が設置されてあり、使用頻度が少ないようで便の堆積もなくきれいだった。

14 
 帰路に立ち寄った尖山(トンガリヤマ)から見た頭殿山

15 
 尖山から見た白鷹町市街

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