今月初めにわが住まいの自治体がボラセン設営訓練と、避難訓練を実施した。
その反省をしてみた。
1、ボラセン設営訓練
自治体の防災担当課と、社協、防災関連団体及び今春の避難所ボラ等で構成。
ボラセン受付設営
ニーズのマッチング
ボラ受付、割り振り
ボラ活動終了後のまとめ
の一連の流れを模擬実施。
◎良かった点
・ボラ割り振り後の、ボラ活動前の社協スタッフの説明は
体系的で慣れた説明だった。
・センタ内の看板等が概ね揃っていた。
×見直すべき点
・ボラ受付列は「初回」と「再来」に区別すべき。
→グループ分けの際、上記を混合させ活動を円滑に進めるため。
初回ボラに対し保険の加入の確認もある。
東北のボラセンで私が行った所は100%区別を実施している。
・グループ分けのためにボラが付箋紙に名前を書いたら、
その付箋紙はボラセンで預かり、ボラセンスタッフが処理すべき。
→グループ分けをするホワイトボードに、ボラ自ら付箋紙を貼っていた。
ボード前がボラで溢れ、効率悪い。
訓練とは関係無いが、訓練主催者の説明を聞いて、愕然とした点
『ボラセンの拠点が定まっていない』
当初、中心地の自治体入居ビル高層階を検討されていたそうだが、
3.11の経験を基に、停電を考慮し市民会館の1階に変更を検討し
ているようだ。
しかし、ここも津波の影響を免れない。
付近は倒壊の恐れや火災が起こりそうな危険を、防災担当は
どう考えているのか。
東北の各ボラセンが、毎日何人のボラを受け入れていたかは
HPを見れば簡単に分かり、わが自治体の規模を考慮すれば
普段でも車が渋滞する場所の選定に無理がある。
ボラバスの往来が容易な大学と災害時応援協定を締結すべき。
2.避難訓練
写真が避難した体育館である。
ここでは、備蓄庫と医療器具の見学と、仮設トイレ・パーテーション
の設営を実施。
住民100人が参加。
仮設トイレの機能に驚いた。
汚水を浄化する。(約8千回)
6基あるから、ここに満員(4千人)入ったら、5日間位は凌げるかも。
一般的な仮設トイレが搬入されるまでの「つなぎ」には最適。
あとは「火力」等自ら持ち込み対応したい。
大変充実した訓練だった。
3.来週、東北入りする。
お盆以降、瓦礫撤去から生活支援へと、活動内容を変えたボラセン
が多い。しかし私は瓦礫撤去に徹したい。
ただ、次回は時間的都合から、どれだけ復興したか、撮影&物資搬送
に特化したい。