ついに手を出してしまいました。
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「オーデュボンの祈り」
伊坂幸太郎
新潮文庫
暗い・・・。
外から閉ざされた島で起こる不思議な話。
カカシの気持ちがいまいち描写されてなくて、
もちょっと出てきたらよかったのになあ。
最後の最後まで、どういう結末なのか全然わからなかった。
なんだかすごく哀しくて、カカシはそうしなければ
ならなかったのかな?もっといい結末があったのではないのか?
包丁とバターがよくわかんなかったけど、
それは単なるやさしさだったのか?
どうしても守りたかったんだよね。
自分が大切にしていたものを、なんとしても守りたかった。
そして、きっと罪の意識を持ってしまうだろう人も。
ただ、ひたすらやさしかった。
だからとても傷ついて傷ついて。
100年、耐えてきたのだなんて、信じられないよね。
オーデュボンの話、知らなかった。
ヒトの罪。
なんだかそれをほんとに痛感した。
ただただ、祈るだけ。
いいな、伊坂幸太郎。
もっと読みたいですー。映画化やめてー。
活字じゃないと、伝わらないよー。
読んで、想像して、考えるための小説だと思うのだよね。
「アヒルと鴨の・・・」もそうだったけど。
活字読まなきゃだめだよ!!