ずらずらと載っていたので、こりゃ買うしかないと思ったわけで。

「たそがれ長屋-人情時代小説傑作選」
池波正太郎・山本一力・北原亞以子
山本周五郎・藤沢周平
新潮文庫
いや~、まちまちwww
「ん、よくわからんな」ていうのと、
「いい!!」ていうのと、両方ありましたよ。
池波正太郎「疼痛二百両」は、あー、気持ちわかるわー。
上がそんなだと大変よね。という感じ。
でも男ってどうしようもないな。
年取っても、そういう想いがずっとあるんだなあと思った。
山本一力「いっぽん桜」は、すごくせつない。
大企業より小企業のほうが、血が通っていて、
人というものを大事にするんだよっていうのが、
とてもよくわかった。
男の見栄っていうのはたいへんだ。
北原亜以子「ともだち」は、女ならではの視点で、
孤独って、つらいな、怖いな、身内がいないって悲しいな、
と思うけど、でもともだちがいるのは、なんて救われるのだろって
そう思った。やっぱりともだちって大事。
山本周五郎「あとのない仮名」は、難しい・・・。
よくわからんけど、気持ち悪い話。
も、怖い!気持ち悪い!!なんなの、このおっさんは?!
でも木に対する気持ちというのは、なんとなくわかる。
けど、やりすぎ!!
という話だった。
藤沢周平「静かな木」は、よかったー。
隠居したってできることはあって、
いつまでたっても親子は親子なのよね。
そんで悪いことというのは、必ず露見されるものなのよ。
あー、すてきだ。
池波正太郎と山本周五郎は、まだ早いな。
北原亜以子と藤沢周平はいけるわ。
と思ったので、他のも読んでみようと思いました。