もねちゃんを呼ぶとのあちゃんがきた。
のあはキジトラの女の子。生まれたばかりくらいの頃に保護してうちにきた。
うちにあるキャットタワーはのあのもの。ほかの猫たちを決して乗せたりはしない。のあさまのタワーなのだ。
タワーに登れるのは、なにも知らないもねちゃんだけ。
もねちゃんはプリンターの上で寝ていた。最近はそこがお気に入り。
あたしが仕事に行っている時はもねルームに隔離生活なので、あたしが帰宅してもねルームへ迎えに行くと
もう、かわいい声で鳴いてあたしに抱きつく。
しばらくあたしの周りから離れない。抱っこしてもふもふしてもねちゃんをもみくちゃにして
そして、ごはん。
そのあとしばらくするとやっと落ち着いてプリンターの上。
以前住んでいたところは、後ろのお宅が家庭菜園をやっていて、しかも、かなり本格的にやっていて、
内外自由に生活をさせていたうちの猫たちに、家庭菜園のおばさまからクレームがきてしまった。
野菜の種をまいたところを、うちの猫たちがほってしまう。もともとその土地は空き地。もっと前は、うちの夫の実家の所有地。
うちの敷地と地続きだったのを半分、銀行に売った。それをおばさまが買った。そして、菜園をつくった。
あの頃いたねこたちは、のあときのとけい以外、みんな天に召された。
クレームを受けて、室内だけで生活をさせることにチャレンジした。1週間もたなかった。あの時はまいった。
その後、もろもろあって、いまの住まいへ。
今は、うちの周りのお宅も猫を飼っていて、しかもうちよりも多く飼っているお宅もあるので、気楽だ。
この路地では、人間の数より猫の数の方が多いと思うと、これはうちの娘の意見。
確かに。
路地の入口のお宅には、まるでスピッツかと思えるようなふさふさな長毛の、体もでかくボス的貫禄の猫がいる。ほか、うちと同じような柄の猫たちがわんさか。路地のまんなかに寝そべって、車がゆっくりと近づいてもそうそう早くはどかない。車は、自分たちを轢かないと信じ切っている余裕を見せる。ボンネットに隠れるくらいに近づいて、やっと、家の中に入っていく。うちのねこたちにはないな、あの貫禄は。
うちの前のお宅には真っ白できれいな美猫がいるが、これが意外に気が強い。
うちで戦えるのはるいくんだけか。
るいくんは、先日やっと去勢をしてきた。大人になってから入ってきた猫だ。推定3歳。でも、3歳とは思えない落ち着きと貫禄がある。
それほど食事もたべないのに、体重は約7キロ。病院に、去勢の手術のあとの経過を見せにいかないといけないのだが、体重7キロのるいくんを子犬用のキャリーで運ぶのは、リウマチを抱えるあたしには重労働で、まだ、見せに行っていない。
キャリーが猫用ではだめなのだ。猫用は、5キロまでと、書かれているのだ。5キロまでの猫しか入れない。
うちは、あちゃくんも、一時期7キロ近くなったことがあるので、子犬が入るキャリーを使うのだ。
娘は今、彼と一緒に住んでいる。親の都合を押し付けるのはいやだが、正直、あたしひとりで猫8匹は、ちときつい・・・と弱音を吐きたくなる時がある。
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