亡き人に・・・・・ 2011年06月23日 22時25分29秒 | 詩 父を送ることは つらい 祖父の時も つらすぎた 薔薇は 悩めるが故に 刺を持つという 父は真紅の薔薇のようなひとだった 三年が過ぎた・・・・・・・ 父の人生は全てが病であったが・・・・・・ 生来は 明るく楽しいひとであったのかもしれない・・・・・と、 今更ながら 父の遺品を手に取り眺める 赤い小箱 柿の実の形の菓器 真っ赤な紐 少女のような趣味をした 絵心のある 大正ロマンのひとであった そんな 父に愛されて生かされてきた人生が 愛おしいと 想えるように なった 半世紀 #ささやき « 里の梅雨 | トップ | 嵐のランチ »