Jazz&Cats&Tea   文月彩

風太郎日記&詩&etc・・・
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幼年期そして半世紀

2012年02月17日 19時33分26秒 | 

 

幻の里を空中から見下ろす


広大な土地


鉄だらけの塀


大きなトラック


絶え間なく鳴り続ける機械の音


ゆりかごに乗せられて・・・・・


そんな喧騒のなかで育った


男の子に間違わられることばかりの刈り上げオカッパ


お兄ちゃんの後を追い掛け回して、


構われては泣いて


その度、親からビンタを食らう兄貴



がむしゃらな大人たち


古式ゆかしき家風と秩序


兄の当然の造反


怒りたける父の鬼のような顔・・・・・




ひたすら黙る母と祖母



熱い信仰心の二人と、父との冷戦・・・・・




ドストエフスキー 罪と罰、発病



睡眠薬 体の痛み  



当然の療養生活



喜怒哀楽の日々の積み重ね・・・・・・




死脈に至る


根気良いカウンセラーとドクター


救われた命の灯火・・・・・



半世紀。。。。。。。。。




父は穏やかに闘い抜いて逝ってしまった


今頃 笑顔で、はしゃいでいるだろう大正12年。。。。。


特攻の残骸


闘って闘って 逝った  友たちへの惜別





嗚呼


時代は廻るね





粉雪舞う季節

 


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