テロと戦火が絶えない
火傷をし、負傷し、
家を焼かれ
今日も不安の只中に
枕する家はとうに
灰と化し
野戦病院では包帯と薬が
足りない
泣きつづける
おさなごたち…
いつまでつづけるのか
命のやり取りを
政治が 国同士が
争いを起こしている
いつになれば
消えるのか
叫びと死が
無力な
詩人たちは
何を詠えばいいのか
この憤りを誰が
どうやって
治めるというのか
祈りの ともしびは消えず
泣く子のために
遠い平和の鐘の音を夢見る
ちっぽけなわたしは
なすすべもなく
立ち尽くす