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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 汚くて、だらしなくて《アリ・ブラウン(ts)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
  ジャズサックス「アリ・ブラウン」のレコード紹介です。~♪
 
「ンガァ~」くて、だらしない音が。
「がむしゃら」に吹飛ばすが、乗りれて。
ラッパ&アルトに隠れ、存在感がくてぇ~。
 
一句
 “汚さも 目って何ぼの ジャズテナー”


①『クラリオン・エコーズ』(85)
《Clarion Echoes/Frank Gordon/Ari Brown》
アリ・ブラウン(ts)、フランク・ゴードン(tp)、
ボビー・ワトソン(as)、ルーファス・リード(b)、
ジェイムス・ウィリアムス(p)、カール・アレン(ds)。
 
《Bobby Watson(as) Blog紹介》


「ホンガァ~・ンガァ~」「ボゴォ~・ンゴォ~」。
何というい音のテナーだ。
でも、面白い表現の音をさせるブラウン。

太くて・ごつい、強い音で迫ってくる。
ただ、とにかく・やたらと汚い音がする。
艶があるとか、抜けがいい音ではない。
タンキングが明確でないから「らしない」ようにも聴こえる。
 
「どすどす・ごんごん」とした音というのか。
輪郭がっきりしないから、何か「だらしない」。

相棒のワトソンのアルトとは真逆。
ワトソンは明るく開放的で、吹っ切った音。
テナー特有のパワーで押し切ってくるが。
どうしても、ワトソンのアルトの影にれてしまう。

速いテンポでは「がむしゃら」に吹き飛ばす。
だが、どうもリズムに乗りれてるような。
「ぼごおぉ~・んごおぉ~」。
こんな音だから、足手間どいになったような。
 
 一句
 “汚さも 目って何ぼの ジャズテナー”
 
当①のリーダーは、ラッパのゴードン。
勢いに乗り、迫ってくるラッパである。
脇役ブラウン、ラッパ&アルトの影・日向。
迫力はあるが存在感のい方だなぁ~、と思ってしまう。

この時、41歳のブラウン。
リーダー作が数枚あるが、ンホーンで聴いてみたいもんだ。
 
♪~「Take Off」この速い曲はサマになってるが、どうも乗りれて・・。


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