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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№2 毒気、鬩ぎ合う音《アーサー・ブライス(as)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
  ジャズサックス「アーサー・ブライス」のレコード紹介です。~♪
 
「One For Eric」、ここでもルフィー絡み。
太く・鋭角に突っ込み、性ぶち撒くアルト。
自由奔放に換し、トータルサウンドで凄む。
 
一句
“ひりひりと 気ぶつけり 吠えるジャズ”


②『スペシャル・エディション』(79)
《Special Edition/Jack Dejohnette/Arthur Blythe》
アーサー・ブライス(as)、
ジャック・ディジョネット(ds)、
デイヴィッド・マレー(ts,bcl)、ピーター・ウォーレン(b,cello)。
 
《Arthur Blythe Blog紹介》

《Jack De Johnette(ds) Blog紹介》

ディジョネット・オリジナルの「One For Eric」。
①『Iron Man』に続いて、ここでもE.ルフィー絡みである。
 
ドリフィーを偲んだ曲と思われる。
「ぶぉお~・ぎぃぉお~」。
目立つのは、D.マレーのバスクラリネット。
これは、まさにドルフィーもどき?「のいななき」である。

ブライスのアルトが、強さで押しまくってくる。
太く、鋭角にっ込むアルトはテナーの如し。
ただ、①の奇抜な野獣の表現力はない。
意表を突く・マレーのバスクラが格上であろう。

当②は、フリージャズに片足突っ込んだ演奏。
ピアノレス・カルテットの刺々しさがいい。
コード楽器の無い良さが、張感に現れ、
各人の表現力が、手で掴むように聴ける。
 
個性丸出しの音が、相互に絡み合う迫力。
各自・自由奔放に互換し、音創りを楽しむ。
トータルサウンドの凄味が迫感をもたらしている。

ブライスの個性・性を活かんなく発揮。
でありながら、個性がぶつかるスリル満喫の1枚です。
 
一句
“ひりひりと 気ぶつけり 吠えるジャズ”
 
♪~ 「One For Eric」太く、角に突っ込むアルトが面白いです。


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