№6 朱に染めろ！藍の街《レッド・ガーランド(p)》

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いつも「シャカ・シャカ」、A.テイラーが！

もうゲップ？と思えば「目から鱗」プレイ！

①『Groovy』と並び、Prestigeの名作に！

 

名作で一句

　“きびきびと　朱に染め上げ　藍の街”

⑥『レッド・イン・ブルースヴィル』(59)
《Red In Bluesville/Red Garland》
レッド・ガーランド(p)、サム・ジョーンズ(b)、

アーサー・テーラー(ds)。
《Red Garland Blog紹介》

④『dig it !』(57,58) №4 予兆！来る時代の幕開け《レッド・ガーランド(p)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

⑤『It's A Blue World』(58) №5 Red Is All “Blue”《レッド・ガーランド(p)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

「きびきび」としたシングルトーン。
軽く・粒立ち良い音が、転がる・転がる。

そんなトリオを４枚聴いた。
流石に、飽きが・・・・・。
いくら旨い・旨い、といってもゲップが出る。

これほど喰えば、もう「いらぬ」と。

①『Groovy』のC-Jam Blues。
これ１曲聴けば、ガーランドの旨味は充分味わえる？

②『The P.C. Blues』のフィリー・ジョー(ds)は良かった。
生姜も・山椒も・山葵(わさび)も突っ込む。

思いっ切り味変した演奏は新鮮だった。

当⑥は、ベースが替わっただけのメンバ。
何処でもアート・テイラーの「ブラシ」が延々と。

変化もなく・流石に飽きがくる。
清々しさと苦味の同居、そんな音創りが欲しい。

ところが「He's A Red Gone Guy」の曲。
「目から鱗」のプレイを聴かす。
ブルース臭をプンプンさせ「きびきび」音が跳ねる。

曲調によって、こうも変わるのか！

と、驚き隠せず・・。
改めてガーランドはイイ、と心を諭してしまう。
当⑥は①に並び、Prestigeの名作と称される。

　

　名作で一句

　“きびきびと　朱に染め上げ　藍の街”

 

♪～♪ 　どれも似たようだったが、この「きびきび」音には少々目が覚め・・。