ジュエリーショップ ナーズ日記

~彫金父さんの物作りな日々~
ジュエリーショップNA'sのジュエリー制作を中心にしたもの作りの身辺日記。

リングの石留め(某彫金教室の生徒さんのリング)

2015-04-13 | ジュエリー制作過程
こんにちは、ジュエリーショップナーズです

こちらは知り合いの某彫金教室の生徒さんの作品です。

6mm幅のK18YGリングです。





このリングにダイヤとエメラルドを石留めしたいとの事で

お持込いただきました。

生徒さんが製作したものなので

リングには多少ゆがみや傷もありましたが、

頑張って作った作品です!

そこは直さずに石留めだけを私が担当しました。












エメラルドのカボション・カット(cabochon cut)が可愛いですね。

イエローゴールドとエメラルドのグリーンの

コントラストが綺麗なリングに仕上がりましたね♪

生徒さん、ぜひこれからも頑張ってくださいね!!

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トナカイチャーム(製作過程)

2011-02-28 | ジュエリー制作過程
ずいぶん久しぶりのブログです。



これ覚えているかな?
(どんな動物になるか楽しみに)と言うところからずいぶん時間が経ったけど・・・

  そう言えばそんなこともあったかなぁ~。
4ヶ月以上前の話でしょ?



あのワックス原型はトナカイでした。
体はシルバーで、角と鼻はゴールドにしてみたんだ。
角はk18イエローGとk10のピンクGの2種類。



画像はイエローゴールドのほうだよ。

デフォルメしたシルエットはどうですか?

すごく可愛いよ!

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うさぎチャーム(製作過程 キャスト上がり)

2010-11-10 | ジュエリー制作過程
暫くぶりのブログです。
キャスト上がりのうさぎさんです。お尻部分に湯口が残っているのが分かるかな?

  分かるよ。鑢(やすり)できれいに削って磨くんだよね。



そして湯口が取れたら、お尻や背中にシルバーの丸管をロー付けするんだ。



こんな風にね。
そして酸洗いすると、火(熱)を当てたのでシルバーが白っぽくなって出てくるから
研磨剤を付けて磨くんだ。
あとは、シルバーのフックを丸管でつないで完成だ。

  でも、照り照りじゃないよね?

そうだね。マット仕上げにしたいので最後に金属ブラシをかけたんだよ。
少し柔らかい感じにね。




出来上がり!他のシルバーチャームも見てね~!




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うさぎー金属原型

2010-10-12 | ジュエリー制作過程

このウサギは、この間のワックスの吹き上がりだよ。

  背中に湯口をつけたんだね?

そうだね。お父さんが背中に付けるように頼んだんだよ。
一番面積があるところがいいよね。湯口を取るときカンタンに取れるから。
湯口が取れたら目の位置を決めて、鼻と口、ひげを付けて、
手足の指を鏨(たがね)で加工してこんな感じ、
前足に隙間も出来たよ。


  早いね!

文字にするとカンタンだけどね。
こっちのウサギさんも同じようにすると出来るよ。


どうかな…?
おなかとお尻にNA's(ナーズ)の刻印を入れて、
それぞれに湯口をつけて出来上がり!


  またキャスト屋さんに行くんだね。

よく出来ました!

  見てね~。



ワックス原型

2010-10-06 | ジュエリー制作過程
これは、ワックス原型の完成品ですよ。
この状態でキャスト屋さんに行くよ。

 猫じゃないね。犬かな?

犬に見えるよね。でもずいぶんデフォルメしてあるし、
最終どんな動物になるか楽しみにしてね。



これは、ワックスの塊から犬っぽい動物?の輪郭をワックス用の糸鋸で切り抜いて、
厚みと言うか動物の身体の幅を決めたところだよ。

  何だかはっきりしない形だね。

そうだよ。これから削り込んでいくから大きめにね、全体を太めに。
最初からきっちりカットしてしまうと、身体の動き、
特に首の振りとか手足の微妙な動きが付け辛くなってしまうんだ。



画像が無いけどリューターポイントを使ったり、荒めのヤスリを使って成形していくと
動きのある四つ足の動物が出来てくる。
そのあと画像右に写っている(刃のないヤスリ)で表面の(すり傷)を綺麗にこそげ取るんだ。
すると画像左のワックスのように照りが出て来て完成だ。

  今度は、リューターを使ったりヤスリをかけている画像も撮ってね。

独りだと難しいけどな~、がんばってみるよ。

  ナコも手伝ってあげるから!

シャッター押せるかな~。

  見てね~。


白いプードル

2010-10-05 | ジュエリー制作過程
以前に作った18金のペンダントトップを覚えている?

  うん。これと同じ赤ちゃんプードルでしょ。

今回、同じ原型からシルバーを使って白いプードルのチャームを作ったんだ。


シルバーの吹き上がりは、真っ白だね。
プードルの頭上に湯口(ゆぐち)が付いているから
これをヤスリで削り取るところから始めるよ。


削り取った湯口の所(頭上)に丸管を縦にロー付けして、
目と鼻そして首輪を、磨くと言うか照りを出す。
つぎに画像の左にあるダイヤの覆輪枠のパーツも湯口を取る。

  どれが湯口なのか分からないけど?

むかって左に伸びた線の先が少し太くなっているだろ?
それが湯口!
これをカットして真っ直ぐな線の部分を
ワンちゃんの胸に開いた穴に差し込こむんだ。
後ろに飛び出した線を叩いて潰せばもう抜けないよ。

   なるほど分かった。
  で、ダイヤはいつ留めたの?

言うの忘れてたよ。
実は、最初に石留めして置いてから湯口をカットしたんだった。
本来なら石留めは最後なんだけど、
この場合は仕上がりでダイヤの覆輪枠が少し左右に動くようにしてあるから、
枠が固定出来ないとダイヤが留め辛いと思って先に留めたんだ。
分かるかな~。


最後にシルバーのフックとプードル本体を丸管でつないで
裏側にNA's(ナーズ)と925とキャラ目を打って完成です。 

  見てね~。


兎(うさぎ)ーWAX

2010-10-01 | ジュエリー制作過程

今度はウサギさんのワックス原型。
かなり小さいけどブタ君より少し大きいかな。

  ウサギさん?ウサギ君じゃないの?

ウサギは女の子だよね、イメージが。
ブタ君の時と同じ様にワックスの塊から削りだしたんだ。
完全なハンドメイドの、一点物だよ!

   これをキャストしてもらうんだよね。シルバーで。

うん。でも、もう1型ウサギの原型作ってみた。



どう?可愛いだろ?

    うん。お尻が可愛い!

キャストが上がってきたら、
目鼻を付けたり手足の細かい部分を加工しないとね。
やっぱりチャームにしたほうが良いよね。







黒猫?

2010-09-30 | ジュエリー制作過程

シルエットタイプの猫のデザインを覚えてる?

   うん、18金のペンダントトップでしょ?

同じ物をシルバーでキャスト(鋳造)したんだ。
表面と側面をダイヤモンドのポイントで荒らしてみた。


頭と尻尾にそれぞれ丸管をロー付けして


 
頭の丸管とシルバーのフックを別の丸管(開き管)でつなぎ、ダイヤを留める。
裏側にNA's(ナーズ)と925の刻印を打つと、
表面にアタリが出るのでその部分をもう一度ダイヤのポイントで綺麗にする。

   出来上がり!

このままでも良いのだけど、時間が経つと酸化(硫化)が進んで
白から茶・黒へと変色していくので、
最初から黒猫にしてみたんだ。
ベースが黒いとダイヤが引立つよ!



どう?

   黒猫!どうやって黒くしたの?

銀を黒くする仕上げ方を銀古美(銀ふるび)仕上げと言って
専用の液体を塗ったり、その中に浸けたりするとこんな風になるんだよ。



裏も黒くして、縁(ふち)と金具のフックを銀そのものの色にしたんだ。

   びっくりだね。



ブタ君(キャスト上がり)

2010-09-29 | ジュエリー制作過程
これがシルバーのキャスト上がりだよ。ブタ君の背中をよく見てね。

   湯口が短くなってる!

ブタ君として必要なのは本体だけだからね。さらに背中に残っている湯口を
糸鋸(いとのこ)と鑢(やすり)とリューターのポイントなどで綺麗に取り除くと、


こんな感じ。

   背中が綺麗になったね。

さらに、細目のヤスリなどで全体をなめて軽くバフを掛ける。
ブタ君のお腹に刻印(NA'sと925)を打って、

 (これは0.8mmの線材を作る途中画像です。)

線径0.8mm内径1.4mmのつなぎ管(丸)でフックと例の尻尾をつなぐと


こうなる。

   長い尻尾のはこの為だったんだね!
NA's(ナーズ)は分かるけど925はどんな意味?

92.5%が純銀で、残り7.5%が銅など他の金属が混ざっていると言う意味だよ。

   ふぅ~ん。



ネックチェーンにぶら下げるとこんな風に横向きになるんだ。
18金も同じ様な作業をすれば仕上がるよ。


金ブタ君も可愛いだろ?

   ブタ君ブタ君って、どうしても男なの!?

ブタさんでも良いけど、好きな様に呼んでね。






ブタ君(金属原型)

2010-09-26 | ジュエリー制作過程
キャスト上がりのブタ君には尻尾がありませんでした。

   なぜ?

ワックスでこんなに小さな尻尾は作れなかったのです。
と言うかやる気にもならなかった。
で、キャスト上がりの銀のブタ君に直接付けました。

   目とか鼻の穴や手足の爪も無かったよね!

細かいところは金属の状態で加工した方がやり易い。
特に目は難しいんだ。ワックスだと見え難いから位置がずれたりしてね。
だから金属に直接入れるのさ。
目の位置や大きさで可愛くも見えるし怖い表情にもなるからね。



   ふぅ~ん。
で、ブタ君の背中に付いているのは?

これが湯口(湯道)だよ。
ここを通ってワックスや金属がブタ君の身体に流れ込むんだ。


ブタ君可愛いだろ?

   うん。でも尻尾が長すぎるんじゃ?

この尻尾は後で役に立つから期待してね。
ここで、この金属原型をもう一度キャスト屋さんに送って
今度は金と銀でキャストして貰うんだ。

   じゃあ、また明日ね!




ブタ君(ワックス原型)

2010-09-25 | ジュエリー制作過程
昨日の続きで、小さいものをアップします。
パープルのワックスを削りだしてブタ君を作りました。

   ワックスと言うのはロウソクの蝋の事でしょ?

そうだよ。まず必要な大きさをワックスの塊から切り出して、
リューターのポイントやカッターの刃などを使って
要らない部分を削り取り、ブタ君の形を残すんだ。

   形を残す?

うん。ワックスを溶かして足しながら形作るんじゃなくて、
塊からブタ君以外のワックスを引くんだ。
引くと言うのは、つまり削り落とすと言うことだよ。

   削り過ぎたら?痩せたブタ君は似合わないよ?

その時はワックスを溶かして削り過ぎた所に盛込めば
また削ることが出来る。何度でも大丈夫だよ!



問題はこの大きさなんだよ。
これだけ小さいと指で持つことが難しくて、
何度も何度も指から滑り落ちてね、大変だったよ。

   よくガンバリました!
後はキャスト屋さんにお願いしたんだね。

うん。キャスト上がりからはまた明日書きますね。

  ナーズのお店も覗いてみてね

フクロウ-2

2010-09-24 | ジュエリー制作過程


前回フクロウの原型まで出来て、約1月近くブログから遠ざかっていました。

  その間何してたの?

別に何と言うことも無いけど、暑かったり眠かったりで・・・。
1日休むと癖になるのかな?

 でも何か作っていたよね。

そう、色々とね。
今日はフクロウが仕上がっているのでアップしてみます。
金と銀のチャームですが、かなり小さいです。
100円硬貨の中に納まってしまうからね。

 チャームと言うことは?

バチカン部分にバネが入っていて
管が開いたり閉じたり出来るようになっていて、
チェーンに付けたり外したりが簡単に出来るんだ。


これは、ネックレスチェーンだけど
携帯のストラップにも付けられるし、ブレスレットにも付くよ。

 フクロウは守り神なんだよね。



 ナーズのお店も覗いてみてね






梟(フクロウ)

2010-08-30 | ジュエリー制作過程
今日はとても小さな原型作りだよ。
5mm厚のシルバーの板地金から
フクロウの輪郭を糸鋸で切り抜く。

どの位の大きさかな?

縦が8mm、横6㎜位だね。

そんな小さなフクロウ何にするの?

ペンダントチャーム。
フクロウの頭にフックを取り付けて
チェーンに取り外し出来る様にするんだ。
携帯ストラップにも使えるよ。

なるほど。ところで次は・・・鑢やリューターポイントを
使って形を作るんだよね。

そう、可愛くね!
フクロウはリアルに作るとちょっとこわいから。
コロンとした愛らしい感じにデフォルメしてね!
胸の羽部分は鏨(たがね)を使って
ギザギザを入れて、

 完成?

まだまだ。
18金で作ると重いし、シルバーで作っても塊(かたまり)は
キャストするときスが出やすいからフクロウのからだの中を
出来るだけハツルんだ。

最後に、頭の上に湯口(ゆぐち)をつけて原型は完成!

でもなんでフクロウなの?

フクロウは福を招くと言われて昔から縁起物なんだ。
それに夜眠らないから【夜の番人】、
つまり守り神なんだって。

ナコも夜起きてるから守り神!?

そうか、よろしくね

ダイヤ付き18金リング

2010-08-11 | ジュエリー制作過程

左側の、リングとダイヤの覆輪枠は原型で材質はシルバー。
右側のセットはキャスト上がりの18金。
よく見ると大きさが違うんだよ。

  右側のほうが少し小さいかな?

このリングはほとんど変わらないけど、原型の大きなものほど
違いがハッキリ分かるんだ。
いつもの通り、まず湯口をカットして・・・
小さな覆輪枠の湯口もね。

  次は、鑢やリューターを使って皮をむく。

よく覚えたね!そうしたら1度全体を研磨して、
まず刻印を打つこと。NA's・K18・キャラ目を最初に入れること。
そのつぎに、覆輪枠に丸管をロー付けする。
これは、リング本体に取り付けるためのものだから
丸管の口(合わせ目)は閉じないように。
それを1度酸洗いして、本体の石枠のくびれた所に嚙ませて
口(合わせ目)をとじ、そこをロー付けする。


酸洗いをするとこんな感じになるよ。
でも、キャラ目の計算を間違えないようにしないとね。
3mmの直径のラウンドで、約0.12カラットあったので、
本体(リング)に付いているダイヤと合わせて
0.13を打たなければいけなかったんだ。

  間違えたんだ!

これはサンプルとして使うからいいの。それに、表示してるキャラ目より
実際の重量が重い場合は買った人としてはお得な感じでしょ?


電解(電解研磨)をして最後にダイヤを留めれば磨いて完成。

  ダイヤが変な方向じゃない?

大きいほうのダイヤは、小さなダイヤの周りをクルクル回る(動く)ようになってるんだ。
もちろん指の動きに合わせてね。

  動くの見たい!

 
 ここを見てね!




猫チャーム その4

2010-08-07 | ジュエリー制作過程

前に出した画像だけど、
左側の猫について原型(シルバー)から見てね。

これが表。

これが裏。
―7月7日の仔猫(シルエット)ー鍍金(メッキ)上がり―でアップした
メレダイヤが全面に付いたペンダントブローチの縮小版で、
18金イエローゴールドの鏡面仕上げ。
ボール部分だけがダイや付きに。

画像が暗いけど仕上がりはこんな感じに。
尻尾の裏にD管が付いた
ペンダントチャームになりました。

縮小版てどの位小さいの?

表面積で3分の1位かな。チャームって感じだよ。
それから右側の猫だけど、前回のD管つきのチャームのほかに、
バチカンの付いたタイプも作ってみたよ。


 見てね~!