![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/98/7ff3cb988dc28a501d8bc2754239dac4.jpg)
その夢は不思議な夢だった。
たくさんの野良猫たちが、ある小さなビルにつれて来られていた。
「この子も拾ったんです。この子も・・・あまりにかわいそうで・・・。」
「この子、もう死にそう…事故に遭ったんだと思います。助けてあげて」
「ノラネコを拾ったんです。お願いここで飼ってあげて」
「マンションで飼えなくなっちゃったんです。お願い引き取って」
そんな人ばかり。
子猫も大人の猫もたくさんいた。
病気で死にそうな猫たちもたくさんいた。
いやしを祈ると、猫たちは元気になった。
わたしの教会のp先生とMさんが洗礼をしたり、祈ったりしていた。
その横でわたしも祈り、猫たちを引き受けていた。
捨て猫ハウスか~・・・。
来る人たちはみんな、洗礼を受けて、愛の人になっていった。
よく猫たちに会いに来ては喜んで涙を流して帰って行った。
猫たちもみんな洗礼を受けていた。
そしてすぐに癒されて元気になって捨て猫ハウスの家族になった。
自由に遊びまわり、
仲間と喧嘩をしたり
仲良くじゃれあったりしていた。
食べ物や環境は世界一安全なもの。
元気で一生を過ごしていた。
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そのビルの端っこに小さな教会があった。
日曜日はみんな、
大人も子供も猫も神さまを礼拝していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/36/e56ce16a07db911b0e78eed852098885.jpg)
賛美がとても美しくて透明な風となって流れていた。
猫たちはぐっすりといすに座って眠っていた。
癒しを受けている猫
引き取られている猫たちを見ながら、シッポを振っている猫がいた。
**********
目が覚めたとき、わたしの胸の上にノンタンがいた。
目があったので、
「これって、もしかしてノンタンの夢?」
と尋ねると、
「ハイニャン(=^・^=))
ノンタンはやさしい子だった。
ノラちゃんで引き取られてかぞくにしてもらった恩を忘れなかった。
そして、ノラネコたちへの思いも忘れていなかった。
「分かった!!ノンタンの夢、かなえていこうね!!」
「ニャンニャン(=^・^=)」
ノンタンは嬉しそうに鳴いた。
「オーナーはノンタンだね!!」
その夢から、数年後の2006年12月14日
ノンタンは18年と10カ月の地上での命を終えて天使となって天に帰って行った。
静かに賛美で送ったお葬式。
きっと、夢をかなえるからね!!
でも、わたしを襲ったのはペットロスだった。
ノンタンが天に帰る2年前にチャラが入院先で息を引き取って天に帰ってしまった。
その痛み、悲しみをいやし続けてくれたノンタンがもういない。
人間の言葉を覚え、甘えてくれたノンタン
仕事も手に付かなくなって毎日が悲しみしかなかった。
それでも生きていかなければいけないんだよね?
ノンタンはいつも一緒にいてくれた。
礼拝の時は天使になって現れた。
一緒にいるからね!!
声もくれたのに、わたしはペットロスから解放されないまま、生きていた。
そんなわたしに、昨年、神さまが送って下さったのがルビーとの出会いだった。
「子猫が飛行機に乗ってきたの、うちで預かっていい?」
娘のこの電話から、わたしたちは、ルビーを家族として受け入れた。
一年ほどたった今、ペットロスからいやされていた。
ノンタンの祈りだった。
チャラの祈りだった。
神さまのご計画以外に考えられない方法をお願いしたのは二匹だったと思う。
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(ボクも引き継いでるニャンRuby)
捨て猫ハウスの夢をもう一度具体的に設計しようと思った。
一年中お花畑がある土地
世界で一番安全なオーベルジュ
小さな教会
捨て猫ハウス
結婚式やお葬式もできる教会として、地域にも貢献。
オーベルジュで働く人の雇用もしっかりできそう。
シェフやスタッフも見当がついた。
夢がかなえられるのはいつになるのか・・・
神さまの思いと一つになった時かもしれないけれど、
いつかかないますように。