映画「ハヤブサ」を見てきました。
ハヤブサのことはサイエンスゼロ(NHK)で
その都度、変化があれば番組で紹介されていたので
ばくっとしたことは、知ってましたが打ち上げ前から
帰還まで通してみると頭の中が整理された感じがします。
(当然、映画なのでフィクションの部分もありますが)
打ち上げ、地球への帰還のシーンは感動しました。
いつものようにパンフレットで映画の復習。
竹内結子がほぼノーメイエクだったというのには驚きです。
さすが女優さんです。
西田敏行、佐野史郎は実在のモデルが存在しますが、
竹内結子は、いろんな人のエッセンスを元に作られた
架空の人物とのことです。
ハヤブサに使われた部品は、日本の下町工場で作られた
特注の一点ものが沢山あるとのこと。NASAを超える偉業が
そういった日本の技術力に支えられて成し得たのは誇るべきことです。
一方で、日本の大手企業は海外へ、生産工場のみならず、研究、開発の
機能まで出してしまおうとしています。
逆に日本人としては恥ずべきことと思います。
ちなみに、私の勤める会社も、そのひとつです。
さて。はやぶさの開発費は126億円、打ち上げ費約64億円、
運営費7億円(7年)とのネット情報でした。
スペースシャトルの1回の打ち上げ費用:約4~5億ドル
シャトル製造費用は:約17億ドル
と比べれば、破格のコストだと言えます。
(以下、蛇足)
当社は、わがままで、巨額の研究開発費+原価割れ販売で
推定100億円以上の損失を出した、とある役員が、ぬけぬけと
海外への研究、技術の移転を主張し強行にことを進めています。
産業の空洞化の促進以外の何もでもなく、まさにゆゆしき事態です。
この「ハヤブサ」を見て勉強して欲しいと思います。
日本の製造業が向かうべき方向はこれでいいのか?と感じてなりません。