「図書館危機(図書館戦争シリーズ3)」(著/有川浩)
を読みました。
本作品の舞台は当然ながら、フィクションですが
今回のエピソードの中には、現実の世界で、
すでに”言葉狩り”起こっているという問題が
題材になっていました。
具体的には、どこのどいつが、何の根拠をもって
決めたのか分からない自主基準と称した
「差別用語」「放送禁止用語」があるとのこと。
職業でいえば、「魚屋」「八百屋」「本屋」などなど、
「~屋」が全て差別用語に上げられているとのこと。
そのために、言い換えを強いられており、たとえば
「魚屋」→「鮮魚店」
「八百屋」→「青果店」
「本屋」→「書店」
と言った具合。人を見下すリアルな差別用語は当然
許されないが、行き過ぎた自主基準で、表現を妨げるのは
まったく馬鹿げた話だ。
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