今日は久しぶりに、家づくりの話題です。
昨日チェンマイの建設会社のひとつから、メールが届きました。家の図面1枚と7枚のイメージパース、それに大雑把な見積書です。
このイメージ図は、建物の正面から見たものです。真ん中が玄関です。いかにもタイ風の構えになっています。右側の大きな窓の部屋は主寝室です。
↓ ちょっと見にくくて済みませんが間取り図です。
1階建てで、間取りは、寝室が4部屋、大きな目のリビング・ダイニング、キッチン、WC2か所、それに小さな物置部屋、洗濯部屋があります。ダイニングの奥にベランダを配置しました。
このブログを6月か7月ごろにご覧になっている方は、これとほとんど同じ間取り図をすでに目にされたかと思います。若干の微修正をしましたが、基本的な間取りは変えていません。以前は213平米でした。こんどは204平米と、少しだけコンパクトになりました。
ほぼ同じ間取りでも、建設会社によってイメージ図には、かなりの違いがあります。
これは、8月に契約寸前になって見積もりに疑義が生じ、その後音信不通になったJさんの会社が作ったイメージ図です。こちらから正式に断ってはいないのですが、もう2か月間、何も言ってきませんので、事実上「破談」になっています。1バーツたりとも払っていません。
(新しい会社のイメージ図)
単純比較はできませんが、イメージとして雰囲気が出ているのは、前者ですね。でもそれは、家そのものというより、庭の木とか木製テーブルセットが醸し出すものです。デザインのイメージとしては、後者の方がよく描けていると私は思いました。もっとも、右側の主寝室の窓が1か所抜けてますけどね(笑)。
さて肝心の見積もりはどうでしょうか。
今回は、但し書きに「大雑把な見積もり」と書いてあり、詳しい見積もりは後日になるようです。9月にこの会社の社長に会ったとき、私の予算は250万と明言しておいたのに、今回の見積もりでは、265万となっていました。あの日社長は、「250~270」と紙に書きましたが、その範囲内ではあります。
「何だ、やっぱり高めに書いてきやがったな」と一度は舌打ちしたのですが、よくよく平面図を見ると、面積が、私の作った193平米から204平米へと、11平米増えていました。(リビング、浴室、洗濯スペースが少しずつ増加、逆に玄関は僅かに減少。)おそらく柱の配置の関係等もあるのだと思いますが、面積の拡大によって、予算の250万を15万オーバーしている正当な理由付けにもなっている、と私は解釈しました。そのように考えると、妙に納得してしまいました。「この社長、頭いい。細かい芸当ができるじゃないか。」というような感じです。
金額には少し不満があるのですが、ただ、私が前の会社と比べて良心的だと思ったのは、「この見積もりに何が含まれていないか」をちゃんと書いていることです。タイ語なので正確ではないかもしれませんが、それによると、家の周りの塀やコンクリート舗装、駐車場、エアコンなどの電気製品、家具・クローゼット、台所のカウンター、水道の加圧機、網戸、カーテンなどは、見積もりに含まれないと書いてあります。
またこの会社では、「無料サービス」と書いてある項目がいくつかありました。デザイン料(10万、高い!)、シロアリ駆除薬のパイプ設置(約5万)、屋根の断熱材(約7万)、それに建築許可の申請手数料(2万)です。これらは、「無料(フリー)」とわざわざ、ここだけ赤字のタイ語で書いてあります。ま、無料と書いてありますが、買う方は、価格に含まれているものと見做すのですから、どっちでもいいことですね。気持ちの問題にすぎません。
保証のことも書いてあります。建物自体は屋根を含め5年保証です。日本は10年保証が多いですから、それに比べると大したことはないですね。電気と水道系統の保証は2年、シロアリ保証は3年とあります。タイでは、とくに排水などの水回りの不具合は非常に多いです。今のバンコクの借家では、半年に1回は業者を呼んで修理しています。これを5年保証にしてもらいたいんですけどね。
保証は、前のJさんの会社では一切言いませんでしたから、今度の会社はその点ではごく当たり前のことを言ってきたと考えています。この程度でも、ないよりはマシです。
ということで、9月に訪問したこの会社に発注する公算が大きくなってきました。ただ問題は、建物以外の、台所設備やエアコン、外構工事をどうするかです。外構工事は多分、この会社にお願いすると高いものにつくような予感があります。現地の口コミで探して、安い業者に頼んだ方がよさそうだと考えています。
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今日このブログを見つけて一気読みしてしまいました。
酔っ払いの言うことなので聞き流されてください。
まだ契約をされていないようなので安心して書けます。
まず見積価格の件ですが、決して高くないと思います。普通ならもっと安いと思いますが、高くなったのは貴方の設計図面の為だと思います。
タイの建築方法は基本は4メートル間隔の柱です。またタイの建築方法では貴方の図面では柱を立てられないところが数箇所発生します。
また見取り図によると排水関係がまともに出来ないと思います。配管の斜頚角度を無視した部屋のレイアウトですから・・・
タイでは平屋でも2階建て以上でも排水関係をまとめるものです。タイには下水道施設がまともに在りませんので浸透式になります。
タイと日本では建築方法・施設環境も違いますので、日本の感覚でレイアウトしたのが原因だと考えなれます。あと・・盛り土の件、防犯の件、上水設備の件、天井を必要以上に高くしたために起こる暖房の件等いろいろありますが、
まだ契約してないのでここでは触れません
細かいコメントありがとうございます。専門的な事は分かりませんが、タイでは大体何でもアリのようです。
それより、この洪水で考えが変わったのか、妻は2階建てにしようかと言いだしております。さて、どうなりますやら。
私自身はタイ在住20年を越えましたが、昨年チェンマイ郊外に家を建て、1年になりました。自分の意図する家を建ててもらい、とても気に入っておりますす。風とおしの良い、こどもがのびのび過ごせることを最優先しました。何より幸運だったのは、建築会社の社長が信じられないくらい良い人間で最後の最後まで責任を持ってやってくれました。もしよければ彼の連絡先をお知らせします。実際に我が家を見に来ていただいても結構です。
家造りは時間も掛かるし、当然お金も掛かるし、タイで信頼できる業者を見つけるのは本当に大変ですが、私ら家族は本当にラッキーでした。
タイの建築業者については、あまりよくない評判をたくさん聞いているのですが、やっぱり良い業者もいますよね!
せっかくご紹介いただけるということですが、実は今月の冒頭に契約しました。お気持ちだけ、ありがたく頂きます。
まだブログには書いてないのですが、業者をあまり選んでいると完成がどんどん遅くなるので、妻と同い年の社長の会社を選びました。K・・・・です。
もし、ちゃんとした仕事をしてくれなっかったら、私の目が節穴だったということになります。家づくりは、決して押し売りではないですから、もし失敗したら、頼んだ方に見る目がなかったと私は思います。
みどりさんは成功してよかったですね。一度、家を見せてもらって幸運にあやかりたいです(笑)。
その業者が誠実であることを祈るのみですね。私も家を建てるのは2軒目ですが、他県で建てた最初の家は完成する前に業者に逃げられ、その後も瓦が落ちるやら雨漏りするやら、電気配線はいい加減やらで酷い目に会いました。
建築業者は規模の大小ではなく、ひとえに社長の誠実さが全てだと思います。と言ってもこの国で仕事のプロ、誠実な人間に出会えることは至難の業であることをうさぎさんもご承知だとは思いますが。
ちなみにわたしの家は2階建てて1階は駐車、作業、犬部屋、倉庫スペース。2階の住居スペースは170平米弱です。建築費は家具を除いて約230万バーツでした。暇があれば見にいらしてください。
下記が連絡先です。
midoricnx@gmail.com
嫁の弟や嫁の学生時代の同級生は建築会社を経営しており、どちらかに決め掛かっていましたが、どちらに決まっていても泣いていたでしょう・・・
建築会社の社長の夜逃げは本当に多いみたいですね。この前も、やはりチェンマイにお住まいの方から、建築途中で社長が逃げて苦労されたというコメントをいただいています。
私が頼んだ会社の社長は、来年2月中旬から建設を始めて、完成は10月になると言われています。その間、8回にわけて支払する契約ですが、日本では考えられないくらい長い道のりになります。