ギリシャの警察、ブルガリアの警察、ともに、白人主義で、人種差別である。
ギリシャの白人ではない、ロマ人の、比較的裕福な家庭で育てられている、色の白い金髪の女の子をみつけて、
「金髪の天使」といって、その育てているロマ人夫婦を、誘拐の疑いで、逮捕した。
しかし、のちに、ブルガリアに住む、貧しい、同じくロマ人(白人ではない)の実の子であることが判明した。
当初は、ブルガリアの白人の子供がロマ人に誘拐されたと、疑われたが、
違っていた。
白人ではないロマ人の貧しい夫婦の間に生まれた子供たちは、白人のように、色が白くて、金髪の子供が生まれたのだ。
まずしい母は、ギリシャにでかせぎにいって、この女の子を産んだが、お金がなくて、雇い主に、預けて、ひとりで、ブルガリアへ
帰国したという。
12人、も子供がいて、貧困そのものの生活である。
逮捕されたギリシャの裕福なロマ人は、いまだに逮捕されたままなのか、
誘拐ではなかったということ、白人の子ではなかった、ということが、判明したというのに。
しかし、ギリシャも、ブルガリアも、この女の子が、てっきり、白人の子供だと、思いこんで、
この裕福なロマ人夫婦を、逮捕したのだ。
そして、この女の子を、
とりあげて、いったい、どうするのだろう、
ブルガリアにいるこの子の実の両親は、大変、まずしくて、この女の子は、これまでの、ギリシャの夫婦のところで、生活していたほうが、
よほど、幸せだったろうに、
なんて、ひどいことをするんだろう。
この女の子の実の両親は、今度は、ブルガリア警察から、子供を売ったのではないかと、逮捕されそうになり、
他の子供たちを、ブルガリア警察が、連れ去ろうとしたので、
子供たちを連れて、どこかへ行ってしまった。行方不明になってしまった。
この女の子の実の両親は、行方不明になってしまったし、
元の家族へ返してあげるべきなのに、
これは、人種差別も、はなはだしい。
(関連記事)
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粗末な家、未舗装の道――「金髪の天使」の村を訪ねて ブルガリア
2013.10.27 Sun posted at 13:12 JST
ブルガリア・ニコラエボ(CNN) ギリシャ中部にある少数民族ロマの集落で保護された少女の実の両親は、ブルガリアに住むロマの夫婦だったことが判明した。CNN取材班は25日、この夫婦が暮らす村を訪ねた。
村には粗末な造りの家が並び、未舗装の道に水たまりが残る。近くの住民によると、少女の両親は森で採った薬草を売ったり、金属のくずを集めたりして生計を立てているという。
育児手当を受け取っているが、その額は決して多くない。ほかの村人と同様、雨が降れば浸水するようなひと部屋だけの古い家に、家族全員が暮らす。
取材班が訪れたのは、夫婦と少女の親子関係を示すDNA鑑定結果が確認される直前だった。夫婦はこの日、テレビのインタビューに応じるため、村から3時間ほど離れた首都ソフィアへ行っていた。
少女の兄(13)と姉(14)が留守番をしていた。学校から帰ったばかりだという兄は、両親が出かけたのは知らなかったと話した。
取材班は隣村に住む一番上の姉、カチアさん(20)にも会った。カチアさんは少女と同じように肌がとても白く、赤味がかった金髪だ。
「母は2009年にオレンジ収獲の出稼ぎにギリシャへ行った。ギリシャ滞在中に出産したが、赤ちゃんを連れ帰って育てるお金がなかったので置いてきた。帰国してから手続きしようとしていた」と語った。カチアさんは「母はあの子が帰ってきて一緒に暮らすことを望んでいる。とても心配して泣き暮らしている」と話す。
しかし母親の望みが実現する見通しは立たない。ブルガリアの警察は25日、夫婦が金を受け取って不法に少女を養子に出した疑いがあるとして、捜査を開始した。
ギリシャの捜査当局は、ブルガリアの妊婦が出産間近になって同国を訪れ、生まれた赤ちゃんをギリシャ人夫婦に売り渡す事件が続発していると指摘する。
夫婦の留守宅には25日、ブルガリアの児童養護当局者が養育環境の調査に訪れ、少女の兄と姉を保護しようとした。親族の女性が引きとめようと泣き叫ぶ。その声で近所の住民が駆けつけ、2人を連れて夜の闇に消えて行った。
http://www.cnn.co.jp/world/35039039.html
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【10月21日 AFP】ギリシャ中部にある少数民族ロマの居住キャンプで16日、身元不明の4歳前後とみられる白人少女が見つかり、警察が親を捜している。
地元メディアが「ブロンドの天使」の愛称で報じているこの少女は、ギリシャ中部ファルサラ(Farsala)でロマの夫婦と暮らしていた。金髪に緑色の目をしており、夫婦と血縁関係がないことはDNA鑑定でも確認された。
警察は、少女が生後すぐに誘拐された可能性があるとして、ロマの夫(39)と妻(40)を逮捕した。しかし夫婦の弁護士は19日、母親が出産後まもなく育てることができないとの理由で手離した少女を、2009年に第三者を介して夫婦が預かったとAFPに説明。「誘拐でも強奪でも人身売買でもない」と述べて、事件性を否定した。
ギリシャの警察当局によると、この年頃の少女の捜索願は出されていない。警察では事実関係を確認するため、国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)の協力を得て少女の生みの親を捜すという。逮捕された夫婦の弁護士によれば実の母親はギリシャ国籍ではないという。
夫婦は少女と暮らすようになった経緯について供述を二転三転させており、地元メディア報道によれば「スーパーマーケットの外で見つけた」「ブルガリア人の母親から預かった」などと主張しているという。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3001786
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