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東京裁判 立派なアメリカ人弁護士たち と なさけない山下大将

2015-08-14 | 政治経済

ベン・ブルース・ブレイクニー(Ben Bruce Blakeney)弁護士

ファーネス弁護士

東京裁判のときに、日本人被告のために、立派な弁護をしてくれたアメリカ人弁護士たちのことを

私たちは、忘れてはいけない

東京裁判は 英語で行われるので 日本側から アメリカ人の弁護士が必要だと マッカーサーに要望し
マッカーサーは、5名のアメリカ人弁護団を日本の被告のためにつけた。

日本人は、当初、敵国の弁護士などは、まともな弁護はしてくれないだろうと、みな思っていたが、

実際、裁判がはじまるや、日本人はみな驚いた、日本の弁護士以上の立派な弁護をしてくれたのだ

この記録は、当時は、日本国内で 通訳なし とされ、記録が公開されなかった

しかし 近年になって 公開された

 

ベン・ブルース・ブレイクニー(Ben Bruce Blakeney)弁護士


1946年5月14日には、

ブレイクニー弁護士弁論:

「戦争は犯罪ではない。戦争法規があることが戦争の合法性を示す証拠である。

戦争の開始、通告、戦闘の方法、終結を決める法規も戦争自体が非合法なら全く無意味である。

国際法は、国家利益追及の為に行う戦争をこれまでに非合法と見做したことはない」

「歴史を振り返ってみても、戦争の計画、遂行が法廷において犯罪として裁かれた例はない。我々は、この裁判で新しい法律を打ち立てようとする検察側の抱負を承知している。しかし、そういう試みこそが新しくより高い法の実現を妨げるのではないか。“平和に対する罪”と名付けられた訴因は、故に当法廷より却下されねばならない」

国家の行為である戦争の個人責任を問うことは、法律的に誤りである。

何故ならば、国際法は国家に対して適用されるものであって、個人に対してではない。

個人に依る戦争行為という新しい犯罪をこの法廷で裁くのは誤りである。

戦争での殺人は罪にならない。それは殺人罪ではない。

戦争が合法的だからである。つまり合法的人殺しである殺人行為の正当化である。

たとえ嫌悪すべき行為でも、犯罪としてその責任は問われなかった。

(以下の発言が始まると、チャーターで定められている筈の同時通訳が停止し、日本語の速記録にもこの部分のみ「以下、通訳なし」としか記載されなかった)

キッド提督の死が真珠湾攻撃による殺人罪になるならば、

我々は、広島に原爆を投下した者の名を挙げることができる。

投下を計画した参謀長の名も承知している。

その国の元首の名前も承知している。

彼らは、殺人罪を意識していたか?

してはいまい。我々もそう思う。

それは彼らの戦闘行為が正義で、敵の行為が不正義だからではなく、

戦争自体が犯罪ではないからである。

何の罪科でいかなる証拠で戦争による殺人が違法なのか。

原爆を投下した者がいる。

この投下を計画し、その実行を命じ、これを黙認したものがいる。

その者達が裁いているのだ。彼らも殺人者ではないか

原子爆弾という国際法で禁止されている残虐な武器を使用して多数の一般市民を殺した連合国側が、捕虜虐待について日本の責任を問う資格があるのか」


と発言、1947年3月3日にも、イギリスとソ連のパリ不戦条約違反を主張するとともに、原子爆弾は明らかにハーグ陸戦条約第四項が禁止する兵器だと指摘した。

そして、イギリスのアーサー・S・コミンズ・カー検察官が、「連合国がどんな武器を使用しようと本審理にはなんらの関係もない」と反駁したことに対し、

日本はそれに対して報復する権利がある、と主張した。

更に、太平洋戦争段階の外交部門の主任を務めた山本熊一を証人に立たせて、「近衛手記」や野村吉三郎電報を駆使し、日本が日米交渉に最後まで努力したことを立証しようとした。また、米国議会の真珠湾攻撃調査の委員会での証言や、開戦当時諜報担当だったブラットン陸軍大佐を証人に立たせてアメリカの電報傍受の事実を指摘した。

裁判の判決段階でも、少数意見朗読を要請する弁論を提出した。そして、裁判終了後は、ファーネスとともに、豊田副武海軍大将に対する裁判の弁護にあたった。

その後、東京に法律事務所を開設したが、1963年3月4日セスナ機を操縦中、伊豆半島にある天城山の山腹に激突し死亡した。


https://www.youtube.com/watch?v=grFZiNaNVds


この立派なアメリカ人弁護士たちに比べて

この東京裁判のドキュメンタリービデオで 山下大将の弁論が出てくる。

戦争中の残虐行為に対しての罪にとわれて 山下大将が語った

「あれは、私の部下が勝手にやったことで 私は 一切関係していません」

と、責任逃れの言い訳を語っていた


この山下大将の姿を 戦争で亡くなった彼の部下たちが 見ていたら いったい どう思うだろう

すべて 部下のせいにして 自分ひとり責任逃れをする姿であった

結局 彼は異国の地で処刑された

 

 

 

 



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