昨年来日し天皇と会見したときの、オバマ大統領のお辞儀が、海外で大変な波紋をよび、批難され、私がそのころヨーロッパにいたのですが、CNN、BBCも、一日中、なんども、同じ映像が流された。オバマ大統領が、90度の直角に頭を下げて、天皇に深深とお辞儀をしたのだ。
日本に帰ってみると、まったく静かで、
海外で大変なニュースになっているのに、日本でどうして、報道されずに問題になっていないのか、最初、非情に不思議だったが、理由がわかった。
日本のマスコミの報道が、事実を伝えていないのだ。
情報操作が行われていた。
これは
情報操作の手法―情報封鎖 というそうだ
情報操作の手法
情報封鎖
報道の自由がない状態。情報支配と密接に関係しており、当局の一方的な情報が流される。中国・北朝鮮・ビルマ・イラクでは、国全体に情報封鎖がされている。またサウジアラビアは外国メディアの内政取材を一切許さない。 広い意味では記者クラブも含まれる。
報道しない自由
報道の自由の悪用。事実を捏造はしないが、都合よく取捨選択する
事で、意味を変える、ずらす。
ー 多数の事件から何を報道するかの選択
ー ある事件の情報から何をを報道するかの選択
例1
オバマ大統領の演説から「忠誠・愛国心」の部分を抜く翻訳をした共同通信
例2
オバマ大統領の天皇陛下へのお辞儀の角度の選択による各社の意図
(今回のオバマ大統領のお辞儀の写真である)
日本の報道 写真 上
海外の報道 写真 中央
写真 下 大変な批難で大統領支持率低下した
事実としては深く腰を折る最大級の敬意の表明があったわけですが
その前後の陛下と対等のような印象のタイミングの写真や皇后陛下
との握手の写真も「嘘」ではありません。
写真自体を扱わないという 読売の姿勢もまた異なった手法です。
問題は 「忠誠・愛国心」 や 「天皇陛下の権威」 の是非以前に、
それらに対するマスコミの情報操作が行われているという事です。
この件に限らず事の是非や印象の好悪の決定は、本来操作のない
情報の元で受け取り手側が判断するべきです。
海外の報道:
オバマ大統領の両陛下への「お辞儀」、米で波紋
(日本はアメリカには属国みたいなものですから、その属国の天皇に
あんな最敬礼を払うなんて、なんてことだ、という印象)
オバマに批判が殺到し、オバマの支持率が落ちました。
オバマ米大統領が14日に皇居・御所を訪問した際に天皇、皇后両陛下に対し行った「深々としたお辞儀」が米国内で波紋を呼んでいる。
オバマ氏の今回の行動は「大統領として適切ではない」などと批判した。
また、ロサンゼルス・タイムズ紙のウェブサイトは、今回の皇居訪問の際の写真と、オバマ大統領が4月にロンドンでの国際会議で会ったサウジアラビアのアブドラ国王に深く頭を下げたように見える写真を掲載して、
「新しい米国大統領は、世界の王室にどこまで低姿勢で行くのか」と皮肉った。
日本の報道
まったく、そのよう報道もなく、TVにも、問題の部分は、カットされた。
朝日・毎日が好んで扱いそうな話題でありながら、
皮肉にも先に深いお辞儀を 隠蔽 したためこの件の報道はないようです。
注) 私がヨーロッパのTVで見た実際の映像は、これよりもっと、お辞儀をしていた 横から90度、直角にお辞儀をした、と思う。その後で、少し上がって握手をしたと思う