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広島県知事、オバマ大統領の訪問を切望─「謝罪の必要はない」

2011-11-24 | 原発

湯崎英彦・広島県知事はオバマ米大統領の訪問を切望する意向を示すとともに、大統領は広島訪問に際し謝罪しなければならないと感じる必要はないとの見解を示した。



Koji Sasahara/Associated Press
広島平和記念公園近くの原爆ドーム前の元安川に浮かぶ提灯(8月)――原爆投下から66年が経過



米国を訪問中の湯崎知事は10日、ワシントンでJRTとのインタビューに応じた。湯崎知事は今回の訪米では、国連本部に潘基文(バン・キムン)事務総長を表敬訪問し、自身が提唱する「国際平和拠点ひろしま構想」を説明した。



オバマ大統領は就任以来、2回にわたって来日しているが、その際に広島は訪問しなかった。9月に内部告発サイトが公開した外交公電では、両政府が2009年にこの点を協議し、オバマ大統領が広島を訪問しないと決定したことが示唆されている。



湯崎知事は、オバマ大統領が広島を訪れることを期待すると表明。知事は、核兵器が実際使用されるとどのようなことが起こるのか現実を見るために核兵器政策に関与する世界の全指導者が広島を訪問すべきだとの見解を示した。



知事は、米国が1945年8月6日に投下した核爆弾で約14万人が死亡したことに対し、米大統領による謝罪を望む県民が一部にいるのは事実だと認めた。その上で知事は、オバマ大統領に対する広島県への招待は謝罪とは全く関係がないものだとし、将来について話し合いたいと語った。



湯崎知事は、オバマ大統領は核爆弾による破壊だけに焦点を絞る必要はないと言及。平和の成果を感じられるはずだと述べ、われわれには、廃墟から立ち上がって繁栄できるというポジティブなメッセージがあると続けた。



米国内の右派勢力が2009年の「謝罪の旅」と評する大統領の外遊をめぐって、オバマ大統領は既に米国内の批判に直面している。この外遊では、オバマ大統領が米国とイスラム世界の間のより良い理解を求めたカイロでの講演も行われた。



湯崎知事は、米大統領の広島訪問には米国内の政治的問題が伴う可能性があると言及。しかし、世界の政治にとって成果があるだろうと述べた。



記者:Peter Landers
      
       (Wall Street Journal)
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