アベノリスク 2015年度 年金資産5兆円の損失。発表を例年より遅らせて参院選挙後に。
「GPIF 平成27年度第3四半期運用状況」
チャイナショックのあった第2四半期が▲7.8兆円だったので、確かに第3四半期黒字ではありますが、残念ながらチャイナショックのカバーはできず。当期の収益額は以下の通り。
1Q→26,489億円
2Q→▲78,899億円
3Q→47,302億円
累計→▲5,108億円
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「消えた年金5兆円」
専門家の試算で明らかになった、5兆円という2015年度の年金運用損失額。メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者・新 恭さんはその責任は「年金をアベノミクスの株価対策につぎ込んだ安倍政権にある」とし、
さらにその運用実績の発表を参院選後に先延ばしするという官邸の姑息なやり口を厳しく批判しています。
安倍首相のGPIF改革で国民の年金資産が消えてゆく
アベノミクス高株価政策の切り札は、130兆円をこえる国民の大切な年金積立金を、日本株投資に注ぎ込むことである。年金積立金を運用している独立行政法人「GPIF」を「改革」すると息巻いて、安倍首相は株式運用の比率を大幅アップさせたのだが、そのために国民はどうやら、3月末までの1年間(2015年度)で5兆円もの大損をしてしまったようである。
安倍政権は利回りの少ない国内債券の割合を減らし、その分を株式投資に充てて、政権交代後の株価上昇トレンドを支えることを思いついた。第3の矢、成長戦略のアイデアがひねり出せぬゆえの苦肉の策でもあった。それを受けてGPIFは2014年11月、基本ポートフォリオの目標値を国内債券35%、外国債券15%、国内株式25%、外国株式25%に変更した。(mag news)
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公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による2015年度の運用成績の発表日が波紋を広げている。
7月29日と例年より約半月遅くし、7月の参院選後になる可能性が高いためだ。
過去5年間の発表日は全て7月上旬だ。
民進党が31日に国会内で開いた会合では
「損失隠しだ」と批判が噴出した。
(日経新聞)
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