伊勢で揚がった新鮮な海の幸を大阪方面へと運ぶ近鉄の鮮魚列車が今日ラストランを迎えたそうです。大勢の鉄道ファンらが見守る中、上りの最終列車が午前8時58分、大阪上本町駅に到着。この鮮魚列車は、昭和38年から天下の台所と言われる大阪の食を支えてきた全国唯一の行商人専用列車(^_^)/まさに・・・私が生まれた年から・・・流通形態が変わり・・・どんどん人数も減少して・・・半世紀の歴史に幕を下ろしました。
時代の流れですね・・・淋しい(T_T)
鮮魚列車の運行が始まったのは昭和38年9月。一般の列車で鮮魚を運ぶと魚特有の臭いなどもあるため、組合の貸し切り列車となったそうです。当時は300人を超える行商人が、カンカンと呼ばれるブリキ製の容器を背負って乗り込んでいました。私の地区でも伊勢のおばちゃん(^_^)/来てはりました。
鮮魚列車の車内には荷物が天井まで積まれ、網棚の上で横になる人もいたほどの混雑ぶりだったそうです。列車は日曜・祝日を除く平日に毎朝運行。午前6時1分に三重県伊勢市の宇治山田駅を出発し、3時間近くかけて約140キロ離れた大阪上本町駅へと向かう。行き先や列車種別を表示する先頭車両の方向幕は、「鮮魚」。外見は通勤電車ですが・・・車内はつり革や中づり広告はないそうです。運行ダイヤは昔からほとんど変わっていないが、行商人の乗降がなくなって久しい停車駅も。そうした駅では、一般客が誤って乗るのを防ぐため、ドアが開いても駅員や車掌が安全を確認し、すぐにドアが閉まったそうです。
最近では、高齢化と後継者不足で人も少なくなり、高速道路の発達で鮮魚輸送の主役はトラックに移ります・・・鮮魚列車を利用する行商人は年々減少。近年は10人以下にとどまっていたそうです。一方!近鉄は「鮮魚列車は新鮮な魚を運ぶことに貢献している」として運行を続けてきたが、車両の老朽化や利用実態を踏まえ、運行を終了することに。淋しい限りですが・・・行商の伊勢のおばちゃんも!近鉄もありがとう(^_^)/お疲れ様でした。
#近鉄 #鮮魚列車 #伊勢のおばちゃん #ラストラン
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