日曜日、17日に阪神大震災が起きた日を迎えます。今年で震災から15年になるようです。すっかりと復興した神戸に見えますが、震災の爪あとは未だに大きく被災した方々の心に残っているようです。
15年前も前なんだと改めて思います。とにかく生駒でも相当な揺れを感じました。当時、その時間私は深夜からビデオを見始めて寝なくては!と思いながら震災の時間を迎えました。今まで経験した事もない揺れでした。家内も声も出ない程の浮ウで、揺れを感じていました。すぐにテレビをつけると物々しくNHKでは即座に放送され時間を追うごとに、まだ暗い神戸の街から炎が上がり事の大きさが明るさと同時に浮かび上がりました。神戸の親戚に電話しても通じない状態。生駒では幸い大きな被害は無かったようですが、近くで起きた未曾有の大災害でした。関東震災から日本が経験していない規模の被害者や被災者を出した都市への地震でした。神戸の街の状態や阪神高速がひっくり返っている姿がテレビで放送され地震の浮ウを感じました。6000人とも言われる死者を出し生駒の火葬場まで一杯になったと聞いています。神戸と言う事もあり、私も親戚や友人が数多く被災しました。家が悼オた被災者は1月の寒空の中でどんなに不安であったのか?後に連絡がついて胸をなでおろした親戚の話を聞きました。全国から救援物資やボランティアが集まり素早い救援体制が取られました。私もボランティアで炊き出しに行きましたが、神戸の街に行くのも大変な状態。ライフラインは寸断されていました。道路は通れず、通れても大渋滞で車は動かず。そんな事を思い出します。阪神大震災で多くの事を学んだはずの日本であります。ボランティアが集まりすぎて割り振りが出来なかったり、十分に救援物資が回らなかったり、避難場所のプライバシーなどの問題や置き去りにされたペットの問題もありました。多くの課題を教えてくれた阪神大震災でした。15年の時が流れて、震災の記憶も薄れてきているような気がします。自然の猛威を忘れるな!と言わんばかりに各地で起きる地震。数日前にはハイチで大地震が起きて新聞では10万人以上の死者が出ているとの報道もあります。50年の間に非常に高い確率で起きると言われる東南海地震。各地で自主防災が行なわれています。私の自治会でも自主防災会を結成しています。阪神大震災で最大に被災者の力になったのは、やっぱり人のようです。物資も非常に大切ではありますが、最後は地域のコミニティだったようです。同じように被災された近所の方々との助け合い。知った顔の助け合いが、被災された方の心を支えたとの記事を読んで感動した事を思い出します。ご近所との付き合いが稀薄になっている昨今、震災で教えてくれた事の一つです。くしくも、生駒は日曜日から市長選挙が告示されます。行政がどれだけ真剣に災害や震災に対応しているか?行政自体も災害への意思が稀薄化しているように感じます。お題目のようにハザードマップなどを配布していますが、一番肝心な自治会への助成などを今の市長さんはカットされています。みんなが言う冷たい行政になっている生駒市。生駒市は災害時にどんな体制を取れるのだろうか?現在の市長さんは奈良市にお住まいであります。阪神大震災クラスの災害が起きた場合、市役所に迅速に来れるのでしょうか?市民を守れるのでしょうか?自転車でも歩いてでも来れるとのコメントされたようですが、子育ての為に、当選後すぐに奈良へ引越された方に生駒を守れるのでしょうか?私は大きな疑問を感じています。阪神大震災から学ばなければいけない事。危機管理への教訓として、これから、いつ起きるとも分からない災害に生かす事が重要だと思います。
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