親類のお見舞いに行ってきた。老人の施設である。昔のような「老人ホーム」の暗いイメージではない。行ったのは介護支援施設である。入所されているのは、色んなおじいちゃんやおばあちゃんがいる。少し認知症が出ている方、病気で身体が不自由な方。いろんな方がおられます。見ていると少し複雑な思いがする。それぞれの家庭の事情で施設に来る老人。子供達は何故みないのか?看れないのか?そんな簡単な問題ではないだろうが、複雑や思いがする。介護士さんが献身的にお世話をしてくれているのを見て頭が下がる。
この施設にもゆっくりと時間が流れている。一生懸命に働いて子供達を育てて、日本の経済を支えて来た方々。子供達はそれぞれ、生活に追われて親を見る事も出来ない。そんな国になったのか?そう感じる。薬の投与や不安から施設に入る方も多くおられるようだ。何も子供達と住む事が幸せな時間であるとは限らない。そうは思うが、淋しく複雑な思いがする。年を取ると言う意味を痛感する。
核家族化がすすみ、個々に生活をするようになり老人達が自分達だけで生活するケースが多い。どちらかが亡くなり一人で住む「独居老人」も少なくはなくなって来ている。私が住む町では、周りの人たちが出来るだけ注意をして見るようにはしている。それども、そんな老人の方が一人で、ゆっくりとしたジカンを過ごされている。悲しい話しである。NHKのドキュメントで発展中国の老人ホームの特集があった。中国では親を見るのは当たり前。生活の不安から親は沢山の子供を作り老後を迎える。そんな考えであったようだ。産児制限で小子化政策をすすめた政府。今、中国に大きな問題となってのしかかっている。老人ホームに入れる裕福な家庭と貧困な家庭では老後に大きな差が生まれる。中国ですら発展の裏で弊害化している。話しがそれましたが、日本では後期医療制度なるものが4月より施行。年金の中から、また保険金を払う。政府や地方自治体への負担軽減の為の小泉改革。日本を支えて来た方々はどこまで苦しい思いをするのか?そう思う。今、そんな老人にもそれぞれ、ゆっくりと時間は流れている。
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