早いもので今年も残すところあと2回の練習のみとなりました。思えばGrace Symphony Orchestraに生まれ変わってからもう1年。。。先日の演奏会の興奮も覚めやらぬ12月、常に進化する私達GSOは次回、そして次々回の演奏会に向けて既に始動しています。
今の私達の課題のひとつは音の立ち上がり。
元々管楽器主体のWind Orchestraからスタートした私達が、GSOに生まれ変わって直面した難題がこの音のスピード感(立ち上がり)でした。弦の圧倒的なスピードの速さに管のスピードが着いていけない限り私達の目標である「弦と管の融合」は為し得ません。
12/19の練習はその為のレッスンでした。
管楽器が音の立ち上がりをよくするためにはタンギングを強化すればいい・・・というとんでもない間違いに陥らないように発音とAirの関係についての効果的なレッスンをして頂きました。
と言っても私にはとても難しい課題で四苦八苦。。。練習不足を思い知ったのでした。
もうひとつの課題はリズム・ビートをいかに良くするか。
私達が常に教わっていることはこのリズムとビートについてです。
これは音楽の基本であり、このリズムとビートを突き詰めることができれば、音質や音程感までも向上させることができる。演奏家としてお客様に音楽の感動をお届けするために当然備わっているべき技術と言えるのかもしれません。
ひとつネタばらしをすれば「Jewish Rhythm」。
私達の演奏する音楽は西洋(ヨーロッパ)の音楽であり、その基本となるリズムがこのJew(ユダヤ)の古いリズムなのです。欧米の人たちはこのリズムがDNAレベルに身に着いているのですが、いかんせんリズムもビートもなく節回しだけの日本人が西洋の音楽を演奏するにはこのリズムを身に着けるのが最低条件。。。
この大問題についても効果的なレッスンを受けることが出来ました。ただ、これもド演歌上等のドップリ日本人な私にとって、単にバタバタとあがいているだけ。。。どないしょ。
さて練習の後は年末恒例のお楽しみ「クリスマスプレゼント交換パーティ」です。
きっちりレッスンを受けた後のこういったお楽しみがあるのもGSOの楽しさです。
今回は前回の演奏会に出演して頂いた楽友の方々も参加して、GSO常設練習スタジオの上の階にある「ドイツのコーヒー屋さん」を借り切ってのパーティとなりました。
小さな未来の団員さんと毎年恒例のトナカイさん、そしてトナカイさんの愛犬バック君も参加して大変ニギヤカで楽しいパーティでした。
今年の練習もあと1回!
来年もよろしく!!
by 「残念」なだんちょでした。
管と弦の音の立ち上がりの差については、先日、うちの家内が第9の合唱にチャレンジした本番を聞きに行ってきましたが、年末?の気分としてはよいものの、一旦意識し始めたら、気になってしょうがなくなりました。
この浦島太郎状態で、練習に付いていけるか心配です。明日の久々練習、頑張るぞ!