グレイスシンフォニーオーケストラ Grace Symphony Orchestra

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4月17日 練習日記

2011年04月19日 | 練習日記

クラリネットの葉月です、こんにちは。

私は初めて木管五重奏のメンバーになりました。不安は練習で崩していくしかない!木管アンサンブルにおけるクラリネットならではの美しさを表現してみたいと思います。
色々な演奏家の演奏を聴きながら、考え練習する毎日です。自分が乗らない曲のメンバーの演奏から、自分に足りないものを感じたり自分のやりたいことを意識できたりすることもたくさんあります。楽器が同じか違うかは関係ありません。うまくいかない時、うまくいくまでひたすら時間をかけて練習するのが大事なこともあれば、全く違うことをやってみたら納得できることもあります。

私達が好きな言葉である「常に進化する」を、言葉通り実践するのみ。

余震に備える生活も1ヶ月を越えると、これが当たり前の生活のような気がしてきました。自然の脅威を口にしながらも、これまで何と無防備に暮らしていたのでしょう。
今を生きる、という言葉は映画のタイトルにもなるような格好いいフレーズくらいに思っていたけれど、大地震と津波の恐怖から「次の瞬間自分はいないかもしれない」ことを想像するようになり、今まさにその瞬間を大事に生きることに大きな意味があると知りました。人間は、いや私は、なんと愚かな。命は永遠でないことをまざまざと見せ付けられないと、謙虚になれないなんて。
今は出会う人、巡り会う出来事の全てに「一期一会」の気持ちです。また、旧約聖書の「すべてのことに時がある」で始まる箇所が心の拠り所のようになっています。不条理を感じた時、この言葉は何となく私を落ち着かせてくれます。

今週も練習に行くことができたわけですが、震災以前はごく普通の日曜日が、今はかけがえのない神様からの贈り物のような気がします。今私がクラリネットを吹くことができるのも、神様が私に時間を与えてくださっているから。謙虚な気持ちになって初めて、音楽に集中したいと強く願うようになった私です。次の瞬間奏でる音が極上のものに近づけるように、と。


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