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アンテナチューナー Elecraft T1の再修理

2022年05月14日 05時24分10秒 | アマチュア無線

Elecraft T1の再修理

以前FT-817ND用で使っていたアンテナチューナー。ElecraftのT1ですがトランシーバー側のBNC端子がぐらぐらになってしまっています。

去年、半田を盛りなおして少しましになったのですがどうも調子が悪くて。もう一度修理してみる事にしました。

このBNC端子の固定方法は2本の足が本体基盤に半田付けされているという形。使用するときに5D-2Vの同軸を繋いでいたので端子に大きな負荷がかかり半田が外れてしまっていると考えていました。去年の修理は半田を盛りなおして何とか固定できたかな?という状態でしたが今回は半田を一度はがしてみてみようと思って実施。

半田吸取り線で丁寧に半田を吸取っていきます。不器用なのでなかなかうまく進みませんでしたが時間をかけてなんとか吸取りました。

BNC端子の様子を見ていると2本の足の片方が折れているではありませんか。

部品の取り寄せって出来るのかな?でも英語で問い合わせできないしなー。英語力のなさを後悔しつつもっと簡単に直らないかな?

ということで無理やり直す事にしました。BNC端子のアース側が1つ折れているのですが基盤に使っていない穴が2個。ここに電線をとおしてBNC端子を固定してやろうか。アース側と導通しているみたいだし試してみる価値はあるかな?

回路とか詳しいことはわかりませんが何とかなるだろうと試してみる。不恰好になるかな?でも使えたらラッキーだし。15年ほど前に買ったT1。使えると便利だし。そんな思いで素人修理のスタートです。

半田付け終了後、BNC端子を左右に引張っても動かない状態になりました。固定できたし導通もしているみたいです。見た目は悪いけど使えればいいかな?さあケースに組みなおそう。ケースに組んでいくと新たな問題発生。BNC端子にコードを巻いて半田付けしてるから径が太くなってる!ケースに収まらない問題。少し考えれば分かる事なのに・・・反省しました。勢いでやってしまうとこういう失敗ってしますよね。

仕方がないのでBNC端子が収まる太さまでケースを削りました。見た目はどうあれ使えること。そう思って棒やすりで削って何とか収納。

修理完了!

修理完了したので動作確認。100均で買ってきた新品の9Vの角型乾電池(006P)をセット。アンテナに繋いで確認してみます。

うまく動作した!と思うと「あれ?動かない!」。それの繰り返し。挙動がおかしい。

そのうち電源も入らなくなり・・・

分解している時に静電気で基盤部品を壊したか?

不安が現実のものに?

やっちまったぜ!素人が無茶な修理を試みるとこういう事になるって典型例かな?

あきらめ感いっぱい。

IC-705用で使いたかったアンテナチューナーT1。壊れてしまったら仕方がないか。

ふとAmazonサイトを見ていると去年は在庫なし入荷予定未定ってなっていたAH-705が在庫ありになっていた。30,500円(税込)。ポチろうかな?少し悩み始めて。。

ポチる直前にふと考え直してみた。

修理完了後の最初は数回動作してその後に挙動がおかしくなった。ひょっとして電池がおかしいのでは?

100均で買ってきた新品の9V乾電池。電圧を測ってみると6.7V。

ん?なぜ?ってなりました。100均の乾電池、そんな事もあるのかな?

ものは試し。乾電池を交換してみることにした。今度は100均ではないところで購入。

試してみると軽快にチューニングを取るようになりました。あー。焦ってポチらなくて良かった。これで安心して運用できそうだ。昔使っていたアンテナやチューナーなどいろいろ引っ張り出してきて使い始めているけどこういう事もしばしば。

使えるようになったのでAH-705は買わないことにしました。

購入する口実としては直らなかったほうが良かったって気持ちもありますが折角直ったし問題なく動作するので。これからもElecraft T1を大事にしていきたいと思います。



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