元FAA調査責任者が明かした日航ジャンボ機UFO遭遇事件の真実（前編）

 

 

 

❗❗この記事の結論──懐疑論者の皆神龍太郎は、日航ジャンボ機UFO遭遇事件についてなんでも知っているかのような言い方をしているが、実はなんにも知らない。

 

メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

 

クラウディア──オカルト好きのハーフの美女。

 

クラウディア　皆神龍太郎さんは『あなたの知らない都市伝説の真実』の中で、日航ジャンボ機UFO遭遇事件について次のような主張をしているわ。

 

　●当初、UFOと見られる謎の物体が、アンカレッジ空港の航空管制センターのレーダーに映っていたとされていたが、のちのFAA（米連邦航空局）の調査で、レーダーにはなにも映っていなかったことが判明した。

 

　●寺内機長が目撃した巨大UFOの正体は、光の柱（サンピラー）の可能性が高い。

 

　●寺内機長はUFO目撃のリピーターだった。

 

　UFOをしょっちゅう見る人の証言は疑うのが鉄則。

 

メシア　また皆神さんは『あなたの知らない都市伝説の真実』の70ページにこんなことも書いてるね。

 

　（前略）〝日航ジャンボ機UFO遭遇事件〟である。

　アラスカ上空で、ジャンボ機の数十倍もある巨大なUFOに、日航機が追いかけられたという事件だ。共同通信社が特ダネとして報じたため、朝日新聞をはじめとする国内の各メディアによって、〝真正のニュース〟として大きく報じられ、いまでも謎のUFO目撃事件として、思い出したように語られ続けている。だが実はこの事件、その裏ではいまだ国内では一度も報じられたことがない大きな問題点が隠されていたのだ。

 

メシア　この言い方ではまるで皆神さんは、日航ジャンボ機UFO遭遇事件の裏の裏を知り尽くしているような印象を受けるけど、チャンチャラおかしいと言わざるをえない。

 

クラウディア　どういうこと？

 

メシア　2024年にフジテレビで放送された『奇跡体験！アンビリバボー』を参考資料に、皆神さんもフィリップ・クラスもまったく触れない、日航ジャンボ機UFO遭遇事件の真実を説明しようと思う。

 

クラウディア　う、うん。

 

メシア　寺内機長がUFOを目撃してからアンカレッジ国際空港に到着し、飛行機から降りようとしたときだった。

 

　コックピットの中に白人の警察官が入ってきて、事務所に連れて行かれたそうなんだ。

 

クラウディア　え！皆神さんの本にはそんな話、まったく出てこないけど……。

 

メシア　うん。そして事務所にはFAAの調査員がいて、紙とペンを出され、「今日、見たことをここに書いていただけますか？」と言われたそうだ。

 

　その報告書は調査責任者のジョン・キャラハンという人物に届けられたらしい。

 

クラウディア　それで？

 

メシア　『奇跡体験！アンビリバボー』はこのキャラハンの告発がネタ元になっているんだけど、キャラハンはアンカレッジ国際空港の管制塔のレーダーに残っているデータから映像を復元したそうなんだ。

 

　すると得体の知れないなにかが、寺内機長らが乗る日航ジャンボ機の横にいたことが示されていたんだ。

 

クラウディア　やっぱりレーダーに映っていたのね！

 

メシア　うん。そして事件から4ヶ月後の1987年3月、キャラハンは調査結果をアメリカ政府に報告し、会議でレーダー映像を流すことになったんだ。

 

　ちなみにその会議にはCIA、FBI、レーガン大統領直轄の科学研究チームなどが参加していたらしい。

 

クラウディア　すごいことになってきたわね。

 

メシア　が──キャラハンの報告が終わったあと、会議の中心的人物だったCIAの職員がこう言ったそうなんだ。

 

　「よくここまで調べましたね。ご苦労さまでした。

 

　では、結論を申し上げます。

 

　この会議はなかったことにします。今日、ここには誰もいなかった。以上」

 

クラウディア　え……。

 

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