【共和党の自作自演】
鈴木啓功の説を柱にしてトランプ陰謀説の考察を続けていた私ですが、1冊の本との出会いによってそれが終わりを告げることになりました。
その本とは高島康司という人の〈Qアノン 陰謀の存在証明〉というもので、私はこの本によって初めてトランプとQアノンが切っても切れない関係であることを知りました。
では、高島康司の説とはどういうものなのか?
実はQアノンとは共和党の自作自演で、ディープステートとその傀儡である民主党を悪魔化するシナリオだそうです。それによって2020年の大統領選挙でトランプが再選しやすくなる──というわけです。
ベンジャミン・フルフォードも2021年の段階では、Qアノンの話題に触れつつ似たような説を展開していました。
【ブラジルのジャーナリストの説】
また、高島康司はブラジルのジャーナリスト、ぺぺ・エスコバルの説を引用しています。
ペペ・エスコバルによるとアメリカの格差をなくして国力を維持するには、製造業の国内回帰を進展させ、軍事力を強化し、インフラを整備して中間層を再建しなければならないそうです。
つまりトランプ政権の目的はアメリカ第二革命ではなく、アメリカの軍事力の強化と世界覇権の維持なのです。
高島説も結局は鈴木説と同じく「トランプはディープステートと戦う正義のヒーローではなく、共和党の操り人形なのだ」というものになるわけなのですが、鈴木啓功や関暁夫と違いQアノンについてたっぷり触れている点が、頭1つ飛び抜けている印象がありました。
よってこの頃から高島説を軸に、トランプ陰謀論の考察を進めるようになっていきました。
【副島隆彦と西森マリー】
が──世の中、上には上がいるもので、高島説が完全な間違いであることを明確に教えてくれる2冊の本と出会うことになりました。
トランプ軍団の日本の司令官を自称する副島隆彦の〈裏切られたトランプ革命〉。
エジプト・カイロ大学卒のジャーナリストで、現在は米テキサス州を拠点に活動する西森マリーの〈カバールの正体〉。
この2冊です。
この2冊にはトランプがロックフェラーの手先でないこと、Qアノン現象が共和党の自作自演でないこと、トランプとQアノンが本当に力を合わせてディープステートと命がけの戦いを繰り広げていることなどが、決定的な証拠とともに説明されているのです。
【まとめ】
●鈴木啓功らのトランプ陰謀説は間違っている。
●副島隆彦と西森マリーの説が正しい。
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