✳️陰謀【ハイジャック機から地上への自然すぎる通話。携帯電話は高空から繋がらないのに、なぜ会話記録が残っているのか。これこそ、陰謀の決定的証拠だ】
ユナイテッド93便からの地上へ、機内の模様を伝える電話があったという。ハイジャック犯らとこれから戦うことを決意した人の「さあいくぞ(Let's Roll!)は、未亡人の著作タイトルにさえなった。しかし、通話自体の実在が疑わしい。
『ルース・チェンジ』では、ほかの便から地上にかけられた通話で、客室乗務員からかけられたものは犯人の数が事実と違うし、やたらと冷静に長く話している。また、民間人のマーク・ビンガムという男性は、母親に電話したとき「お母さん、マーク・ビンガムです」という家族相手にやたらよそよそしいかけ方をしていた。(中略)
真相【携帯電話が高空から繋がらないのは事実。ただし、乗客たちが使用した電話は携帯電話ではない】
『ルース・チェンジ』は、客室乗務員が地上と冷静に話すのを、この状況で冷静になぜ長く話せるのか、また、母親相手に自分の名字を名乗ったマーク・ビンガムという男性の会話も、みな“不審”と評している。彼らにとっては、自然な会話でも不自然なものでも、すべて陰謀の証拠と映るのだ。
しかし、マーク・ビンガムの母は、電話の主が息子であるのは間違いないという。なぜなら、もともと彼には母親相手でも「マーク・ビンガムです」と名乗る癖があったからだ(『9.11ユナイテッド93』P207~P224)。また、「さあいくぞ!」は夫の口癖であったと、リサ・ビーマーは書いている(『レッツロール!:9.11夫からのファイナルコール』リサ・ビーマー著、中嶋典子・訳、いのちのことば、2002年8月、P152)。これらの会話が合成なら、陰謀団は当日の乗客らの口癖を事前調査でもしたが、彼らを捕らえて聞き出したか、という荒唐無稽な話になってしまう。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
✔️【逆デバンキング〈音声変換装置で他人がかけていた〉】
前の記事で、飛行中の機内から携帯電話や機内電話をかけることが不可能であることを説明しました。
しかし、家族のもとに電話がかかってきたことは事実。これはいったいどういうことなのか……?
答えは簡単。電話は地上から、それも他人が音声変換装置を使ってかけていたのです。
これなら息子が実の母親に向かって名字を名乗るという珍妙ぶりも納得がいきます。
ところで音声変換装置とはドラえもんの道具ではなく実在するもので、米ニューメキシコ州のロスアラモス国立研究所が、音声模写テクノロジーによって開発しました。
その装置に声を10分間録音するだけで、声の高低、抑揚の癖などを完璧にコピー再現できるのです。
【マーク・ビンガムの母親の証言】
また、「『マーク・ビンガムには母親に名字を名乗る癖があった』と母親が証言している」と奥菜秀次は言っていますが、ネタ元は〈9.11ユナイテッド93〉という本で、この本は〈ユナイテッド93〉という映画の原作本になっています。
ほかの記事にも書きましたが、その映画は明らかにプロパガンダ映画であり、そんなものの原作本に書かれていることを「はい、そうですか」と鵜呑みにするなどとは愚の骨頂です。
【謎の男の声】
電話連絡が演技である決定的な証拠が存在します。
それはシャンクスビルに墜落したとされる93便のフライトアテンダント、シーシー・ライルによるものです。
彼女は機内電話でフロリダの夫に「愛してるわ、あなた、グッバイ」というメッセージを半泣き声で送っているとされているのですが、メッセージが終わってから2秒後、「上出来だよ(You did great.)」という謎の男の声が聞こえたのです!
9.11問題に詳しい研究家の菊川征司によると、この様子はYou Tubeで確認できるそうです。
【まとめ】
●電話は他人が音声変換装置で地上からかけていた。
●マーク・ビンガムの母親の証言は信憑性が低い。
●電話連絡が演技である決定的な証拠音声が存在する。
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