【消えたユナイテッド93便】
ハイジャックされた4機中、「ユナイテッド93便」のみが建物に激突せず、ペンシルバニア州シャンクスビルに墜落した。
ホワイトハウス突入を目指したハイジャック犯に、乗客たちが抵抗し、その模様は機内から電話で地上の人々に伝えられた。彼らの勇気ある行動でアメリカは救われた、というのが公式説明だ。もちろん、この「実話」は映画にもなった。
しかし、米政府の陰謀を主張する陰謀論者らは、この内容に納得しない。彼らは、これらすべてが捏造だと主張する。
✳️陰謀【航空機の墜落実験では地面は損傷し、機体の残骸が地上に残るが、93便の場合痕跡はなかった】(中略)
成澤氏も「はじめに」で紹介した集会で、当日に配布した自作のチラシ「『9.11』をいかに理解するか」でこう断言していた。
「ユナイテッド航空93便が墜落したという証拠はない。墜落したとされる穴からはエンジンが出てきたとする写真はあるが、現場の目撃者は胴体・主翼を含めいかなる残骸も目撃していない」
フルフォード氏は著作に「墜落したにもかかわらず、現場に痕跡なし」という衝撃的な写真も掲載していた。
真相【93便の墜落現場に機の残骸は大量に散らばっていた】(中略)
成澤氏は「現場の目撃者は胴体・主翼を含めいかなる残骸も目撃していない」と主張するが、これは事実と異なる。墜落現場付近では、座席の一部や機の部品や配線が目撃され、掘り返すと機の窓部分周辺の残骸、乗客の身分証明書、遺体の断片、ブラックボックスも発見された。現場を空中から撮影した写真には、機の形をした穴が写っている。ムサウイ裁判において、これら写真が多く公開された。
このように、93便が墜落した物的証拠はほぼ完璧に揃っているのだ。 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
✔️【逆デバンキング〈シャンクスビルの墜落現場に駆け付けた人たちの証言〉】
奥菜秀次は目撃証言やムサウイ裁判で公開された写真を根拠に「シャンクスビルの墜落現場には機の残骸がたくさんあったのだ」と主張していますが、シャンクスビルの墜落現場に駆け付けたレポーターや救助隊の証言にこのようなものがあるのです。
●ホーマー・バロン「飛行機の墜落現場のようには見えなかったよ。だって飛行機らしきものはなにもなくて、山のようになった炭があっただけだから」(ピッツバーグ・ポストガゼット)
●ニーナ・レンズバウアー「炭以外のなにもそこにはなかったわ」(ピッツバーグ・ポストガゼット)
●クリス・コニッキ「そこに飛行機が墜落したとわかるようなものはなにもなかったよ」(FOXニュース)
●フランク・モナコ(州警察キャプテン)「現場は小さな瓦礫以外なにもないゴミの山のように見えた」(ピッツバーグ・ポストガゼット)
●ライル・ズピンガ(州警察の一部門長)「墜落現場は、紙が飛び散りバラバラになった細かい金属のゴミ集積場のように見えた」(ピッツバーグライブ)
●アーニー・スタル(シャンクスビル市長)「墜落のあと瓦礫の中に横たわっていた1個のエンジンを除いて、飛行機の残骸はほとんどなにも残っていなかった」(ダー・シュピーゲル)
これで奥菜秀次の主張が、牽強付会にすぎないことがわかってもらえたと思います。
【なぜか地中深くから発見されたブラックボックス】
また、「機の残骸は現場に大量に散らばっていた」などと言っていますが、これは明らかな嘘です。
現場から発見されたのは2個のジェットエンジン、2個のレコーダー(ブラックボックス)、そして胴体のわずかな残骸、これだけです。
しかも不可解なことに、一番重いはずのエンジンが事故当日地表で発見されたのに対し、わずか5キログラムほどの片手で持てるレコーダーが、2つとも13日以降に地中深くから別々の場所で発見されたのです。
【奥菜秀次も認めている】
これは……
「掘り返すと機の窓部分周辺の残骸、乗客の身分証明書、遺体の断片、ブラックボックスも発見された」
……という文でわかるとおり、奥菜秀次も認めている事実です。
なぜ非常に重いエンジンが地表で発見され、なぜ非常に軽いレコーダー(ブラックボックス)が地中深くで発見されたのでしょうか?
ぜひともこの謎もデバンキングしていただきたいです。
【まとめ】
●シャンクスビルの墜落現場に「なにもなかった」と証言する人が多く存在する。
●なぜか非常に重いエンジンが地表で発見され、なぜか非常に軽いレコーダー(ブラックボックス)が地中で発見された。
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