*** june typhoon tokyo ***

ICE BACKS×PRINCE RABBITS@霧降

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 アジアリーグアイスホッケー“日光シリーズ”、日光アイスバックス×西武プリンスラビッツ@日光霧降アイスアリーナを観戦してきた。まったくの成り行き行動で呆れられるのかもしれないが、どうしても一度日光でアイスホッケーを観戦したかったので、何とかチケットを確保してもらって行くことに。もちろん、悪友(?)西武の#11 川口選手の応援に、ですが、アイスバックスのホッケー熱も体感してみたかったのと、日光という土地に行くことは自分にとってリヴェンジだったので。
 というのも、日光は本来ならばかつて小学校の林間学校で訪れるはずの土地だったのですが、直前に喘息になってしまい、収束したものの、前日の最終検診でドクターストップがかかってしまい(なんと、ドクターストップがかかったのは、最終検診者中自分1人だけ!!!!!)、翌日自宅安静を命じられてしまったのです。しかし、納得がいかず、出発当日、6年生が出発前に集合した校庭での朝礼中、校長、教頭以下が校庭舞台上から挨拶などをしている最中に、その後方からリュックサックを背負ってゲリラ的に突入し「オレもいくー!!」と叫びながら6年生全員の前でアピールするも、担任以下に取り押さえられ、首根っこを捕まえられて、バスの見送りさえも出来ずに帰宅したという苦い過去(爆)があったので、ぜひとも日光という土地は自分にとってクリアしなければならない土地であったのです。(笑)しかも、プリンスラビッツを応援してはいますが、アイスバックスのホームリンクはどうなのか非常に興味があったので、これは!と思い計画していたのです。もちろん、日帰りです。

20080126_2 朝10時の池袋発の湘南新宿ラインに乗るはずだったのですが、池袋で山手線から湘南新宿ラインに乗り換えようとするも、一歩遅く階段を下る途中で発車してしまいました。そこで機転を利かせ(大した機転ではないけれど…)、すぐにやってきた埼京線に乗れば、赤羽で今の電車に追いつけるだろ!ということで飛び乗る。思惑は的中し、赤羽で目的の列車に乗り継いで、宇都宮方面へ向かうことに。
 栗橋で東武日光線に乗り換える算段だったのですが、この栗橋駅、東武日光線と接続しているにも関わらず、快速などが止まらない。東武日光線の快速も止まらない。どうやら近くの久喜駅で東武伊勢崎線の乗り換えがあるためか、軽視されているようだ。あと急行や準急が一つ前の南栗橋止まりが多いのもその理由か。で、その栗橋駅、湘南新宿ラインの最後尾に乗っていたところ、乗り換え接続がホーム先頭付近にあるため、ホームをほぼ端から端まで歩くハメに。しかも、そのうちに東武日光線がホームに入線してくるもんだから、ダッシュして列車に乗り込む。(汗;) 新栃木で東武日光行きに乗り継ぎ、東武日光へ到着。無料バスもあったのですが、徒歩で霧降アイスアリーナへ向かうことに。遊歩道でショートカットしていこうと思い、入っていったのですが、急な勾配、草むら突破など、プチハイキングウォークを楽しみました。(息切れしまくりですよ…)25分ほどで会場へ到着。周囲は雪が残ってました。“日光にはアイスホッケーチームがある”という幟がたくさん掲げられていました。屋外リンクも併設され、そこで子供が普通にクルクルと回転してたりしてました。スケートが地に付いてる土地だと感じました。
 日光はとにかく寒い。ただ、日差しが暖かく、ウォーキングで汗もかいたので、行きはそれほどには感じませんでしたが、日が落ちかけ始めた夕方は激寒!この土地では寒がりな自分は生きていけないことを実感しましたヨ。
 
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 会場はスタンド席の傾斜がついていて、非常に見やすい。東伏見より断然見やすい。天井からは白に黒地での幟が下げられていて、郷土愛、チーム愛が感じられた。自由席の西武ベンチ背後上部に座ったのですが、プリンスラビッツの応援団が陣取る一番ゴール寄りのブロック以外はほとんどがバックスファン。ゴール寄り2、3ブロック目に座った自分は、周囲をバックスファンに囲まれた完全アウェイ状態でした。(爆)
 試合時間が近づくにつれて、埋まっていく客席。みんなオレンジと黒の2色メガホンを持っている。子供から大人まで、男女関係なくバックスの活躍を願って止まない熱いファンがスタンドを埋めていく光景は微笑ましくあった。ただ、それがチーム成績につながっていないのが残念なところではあるが。
 応援は、かつて新横浜で観た浦和レッズ風の熱狂的な応援というイメージというより、アットホームという印象が強かった。だが、選手やプレーに注がれる目は厳しく、そして非常に熱が注がれている。声も方々から飛ぶし、攻撃へ転じたりチャンスになると、そのヴォルテージが一気に高まる。その分ゴールが決まらず終わると、「アーッ」というため息ともとれる喚声が場内を一杯にするのだが。(苦笑)
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 試合は開始直後30秒でいきなりパーピックが先制。その後膠着状態が続くが、明らかにプリンスラビッツが優位にゲームを進める。タレント性でもそうだが、明らかに運動量でバックスは劣っていた。プリンスラビッツのスピードについていけず、何度も危ない場面を作られる。ただ、プリンスラビッツもバックスに付き合ってしまった感じのゲーム運びをしてしまい、追加点がなかなか獲れないでいた。だが、14分過ぎに今、川口のアシストでユールが得点を挙げ、2-0のプリンスラビッツリードで1ピリを終える。
 
 2ピリもバックスは劣勢。ただ、絶対的能力差というより、負け癖がついているからなのか、ゴールへの執念というのが残念ながら感じられなかった。パス・ミス、パック・ハンドリング……などなどミスが多かったのは、技術的な面もあるだろう。ただ、それだけではない、大きなものが欠けていたような気がした。ミスという意味では、プリンスラビッツにも小さなミスが散見され、これが相手がバックスでなければ流れを失いかねないというものもあったように思う。ただ、すぐに修正出来る機転と勝利への執念の差が大きかった。バックスの選手には、その“気持ち”という面が少々欠けていたのではないか。多少のミスや劣勢も跳ね返し、泥臭いプレーで相手をジリジリと追い詰め、焦りを作らせる…そういうプレーを期待していたのだが。
 プリンスラビッツも絶好調という訳ではなく、大雑把なプレー、決定機に決められないなどジクジクした流れが続いたが、2ピリ終了直前の鈴木のゴールで、3-0。試合はほぼ決まった感じだ。 

20080126_12 ただ、3ピリのバックスはそれまでとは違って、しつこくゴールへ攻めようという気持ちが感じられた。乱闘場面もあり、ゲームが非常にヒート・アップ。一進一退のなかで、3ピリ13分過ぎにバックス尾野がゴール。この日会場が一番盛り上がった瞬間だった。オレンジ色の旗があちこちで振られ、立ち上がるバックスファン。それまでずっと後ろのほうで子供たちが「バックス、1点くらいかえせー!」「1点入れてスカッとさせてみろー!」と温かい野次が飛んでいたので、少しはファンも喜んだのではないだろうか。(笑)

20080126_13 だが、それもつかの間、プリンスラビッツも完封を狙っていたのだろう。30秒後、あっという間にパーピックがゴールして再び3点差となった。そのまま試合終了し、プリンスラビッツが4-1で勝利となった。
 わが#11川口選手も1アシストを記録。遠目からの弾丸シュートも打っていたし(残念ながらキーパーに弾かれたけど)、ケガで出場がままならなかった昨季に比べたら、断然動きがいいのではないだろうか。もちろん、彼のパフォーマンスはこんなもんではなく、まだまだやれるだろうけど。
 それと、乱闘になりかけて、川口選手が仲裁に入っていたのを観ると、ヤツも大人になったもんだなぁと。(爆) 以前コクド時代は今はチームメイトの当時西武の藤田とよくやりあっていたしね。(笑) そんなこというと、「短気のお前には言われたくない」とか言われそうなのでやめておこうっと。(苦笑)

 これで明日の東伏見でのバックス戦に勝利すれば、リーグ1位で終えるプリンスラビッツ。是非1位となり、日本選手権も奪取したのちにプレイオフでも爆発してほしいところ。昨季はホーム東伏見でクレインズの優勝の瞬間を見ただけに、今年こそは!だ。

20080126_14 帰りは、東武日光ではなく、JR日光から日光線で宇都宮へ向かうことにする。餃子でも食って帰ろうって言う算段でして。えへへ。日光は東武日光駅よりひっそりとしていた。それと、Suicaでピッと入場することが出来ない(2008年3月15日に導入予定らしい)。久しぶりに駅員に切符を拝見してもらった(スタンプだったけど)気がする。ドアは、日光から鶴田駅までは普通に手で開ける(要するに宇都宮駅以外はすべて手動)。ちょっとしたカルチャーショック。(笑)
 そういえば、宇都宮から乗った湘南新宿ラインも、ドアはボタンを押して開ける方式だったな。いやぁ、同じ関東でもいろいろ違うもんですね。楽しいです。
 宇都宮から新宿へはだいたい2時間弱なんだけれども、iPod聴きながら眠ってたらあっという間だった。そう考えると、今後も日光シリーズ参戦は、充分アリということですな。はい。


◇◇◇

ICE BACKS 1(0-2、0-1、1-1)4 PRINCE RABBITS

【得点】
00:30 西武 33ジョエル・パーピック (アシスト 40藤田)
14:25 西武 75クリス・ユール (アシスト 8今、11川口)
39:47 西武 18鈴木 (アシスト 19リチャード・ローチフォルト、6山田)
53:39 日光 14尾野 (アシスト 34岡本、89小林)
54:05 西武 33ジョエル・パーピック (アシスト 16小原、5宮内)

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