当初は諦めかけていたんですが、急遽K-Ci&JoJoのライヴに行けることになり(捨てる神あれば拾う神あり?)、打ち合わせ仕事を終えてビルボードへ直行。開演の21:30にギリギリ間に合いました。
ステージ左からコーラス×2、ギター、ドラム、ベース、キーボードという配置。ビルボードライブのサイトに、コーリー・ウィリアムスがバックヴォーカルに名を連ねていたので、以前モータウンと契約しアルバム『ラヴ・イン・ザ・ファースト』(Love in the First) をリリースしたラティフ(Latif=Corey"Latif"Williams)が来てるのか? と思ったら、別人っぽかった。ラティフは、キャシー(Cassie)とかミュージック・ソウルチャイルド(Musiq Soulchild)「ティーチ・ミー」(「Teach me」)とかクリス・ブラウン(Chris Brown)とかジョジョ(JoJo)とかのソングライティングをしてるらしい。あ、JoJoって女性シンガーの方ね。ということは、JoJo違いってことですか。
ライヴ本編は、K-Ci&JoJo名義の楽曲でスタートし、中盤はJODECIの楽曲、終盤は「クレイジー」「テル・ミー・イッツ・リアル」のK-Ci&JoJo名義の楽曲で締めるという構成。先日(2/20)にJ-POPアーティストの楽曲(EXILE、コブクロ、絢香、平井堅、中島美嘉、ゴスペラーズなどとオリジナル2曲)をカヴァーしたアルバム『Love』が発売されたんですが、そこからは選曲せず。それらを中心に演られるのはちょっとなぁ…と思っていた不安は杞憂に終わりました。(苦笑)
それにしてもK-Ciの脱ぐことの早いこと。ある程度予測されたことですが(笑)、2、3曲目あたりでもう白のインナータンクトップ
になってたし。最初はハットに黒系のジャケット、ブラウス姿だったのに(JoJoは白ブラウスとジャケットに手にタオル)。あまりにも脱ぎ急いだからか、ジャケットを脱いで足で袖に蹴飛ばそうとしたのが足に絡まって、ジャケットをしばらく引きずってたけど。(笑)
それ以降もK-Ciの超ハイテンション・パフォーマンスは続いて、確か「フォーエヴァー・マイ・レディ」の時だったか、会場の女性に対して“5人の若いレディ、ステージに上がって? さあ!”みたいなこといったら、挙手してた女性が次々とステージにあがって(結局9人くらい上がってた)、おのおのと即席ハグ大会に(なかにはマウス・トゥ・マウスでキスしてた女性も)。最初にハグした女性は、“今日は誰と来たの? ボーイフレンドかい?”と訊くとその女性の“フィアンセです”の応えに“オー! フィアンセ!”というもすぐに“でも、このステージではオレのことを愛してくれよ!”といってハグしてた。女性も恥ずかしがりながら、満足げな感じで。(笑) ここまででまだ開演から30分ちょいくらいしか経っていない。(爆)
さらには、とうとう白いインナータンクトップを破いて上半身裸になった後は、ローライズやヒップハング・スタイル、腰履きというにはずり落ち過ぎるほどズボンをずり下ろしてトランクス見せ状態に。「イフ・ユー・シンク・ユーアー・ロンリー・ナウ」では、巨漢のスタッフに担がれて肩車で場内を一周しながら熱唱(というより激唱)するパフォーマンス(神輿か?…笑)も。JoJoはステージでコーラスしながら、半ば呆れ顔状態。
その後やっとJoJoのリード曲「クレイジー」がやってきたー、と思ったら「テル・ミー・イッツ・リアル」で本編は幕。2人が退場した後暗転してすぐ会場がアンコールの催促のスタンディングオベーションで再登場を待ち望むと、ファットな(上から見るとちょっとショーン・キングストンっぽいルックスに見えた…笑)サウスポー・ギタリスト、フレドリック・マクレーンのギター・プレイを中心としたバンド・ソロがスタート。期待感と高揚感を煽る。そして、2人が登場するとヴォルテージはさらにあがる。K-Ciはちゃんとハット&ジャケットの正装状態での再登場だ。(笑)
ラストは、「オール・マイ・ライフ」を熱唱してフィナーレ。各方面に投げキッスして感謝の意を示すJoJoと拳を振り上げながら“ナナナーナー”といつまでもオーディエンスをヒート・アップさせるK-Ciの姿が対照的だった。あ、でも、JoJoも女性と(やっと?)ハグハグ・タイムしてたな。で、JoJoが“そろそろ時間だから、切り上げようぜ”という感じでK-Ciにステージ・アウトを促す。K-Ciはステージ袖からはけようとするも、やはり“ナナナーナー”と拳を振り上げての熱唱。なかなか終わらないのに業を煮やしたのか、最後にはJoJoがK-Ciの肩を抱きながら“兄貴、明日もあるんだからさ!”みたいにバック・ステージへ引き連れていくような感じでステージ・アウトしてました。(爆) 22:50ころ終演。
K-Ciはかなりがなり気味で硬めのシャウトが多かったが、どこまでもエネルギッシュで、底なしのスタミナを見せつけて(聴かせつけて)いたけれど、JoJoの方はなんだか多少苦しそうな感じだった。なめらかでウォームなコーラスはあまり見られなかったし、喉かどこか悪いんだろうかと思ってしまった。そういうこともあって、K-Ciを前面にしたステージングにしたのかもしれない。ツアーはこれから他所で続くのに、大丈夫だろうかとさえ思ってしまった。
その点さえ除けばもうゴキゲンなパフォーマンスで、オーディエンスを充分に魅了していた。2人が“さあ、パーティ・タイムだぜ。みんな立ち上がれよ!”とその都度煽ってたけれど、日本人の特性か全ての曲でオール・スタンドアップという訳にはいかなかった…とはいえ、多くの客が煽られるまでもなく立ち上がって、腰をシェイクさせていたから、盛り上がりに欠けたということは一切なかったけれど。(笑)
彼らについては、JODECIの再結成はどうなんだとか、JODECIの再結成はどうなんだとか、JODECIの再結成はどうなんだとか……(爆)、いろいろ多くの人がいいたいところなんだろうけど、あれだけエネルギッシュならば、またなんかしでかしてくれるだろう。そんな期待を持てたのは良かった。あとは、JoJo、声(喉)のケアを大切にして、また来日してくれと。兄貴のコントロールは大変だと思うけれど。(苦笑)
◇◇◇
<SET LIST>
01 Intro
02 You Bring Me Up
03 Life
04 Stay
05 Come & Talk To Me
06 Forever My Lady
07 Feenin'
08 Freak'n You
09 How Do You Want It
10 Get On Up
11 If You Think You're Lonely Now
12 Crazy
13 Tell Me It's Real
≪ENCORE≫
14 Guiter Solo~Band Section
15 All My Life
<MEMBER>
K-Ci (Vo)
JoJo (Vo)
Corey Williams (Cho)
Kenneth Leonard (Key)
Frederick Mclean (MD/G)
Henry McCain (B)
Rischard Jenkins (Dr)
◇◇◇
K-Ci & JojoがJ-POPカヴァーをした日本独自企画盤『Love』のリストは以下の通り。
I just wanna be with you (ただ・・・逢いたくて / Original by EXILE)
Tsubomi (蕾 / Original by コブクロ)
I believe (I believe / Original by 絢香)
Every Time I Close My Eyes (瞳をとじて / Original by 平井堅)
WINTER SONG (WINTER SONG / Original by DREAMS COME TRUE)
Hitori (ひとり / Original by ゴスペラーズ)
Story (ストーリー / Original by AI)
Keep Holding U (Keep Holding U / Original by SunMin ThanX Kubota)
What I wanted the most. (僕が一番欲しかったもの / Original by 槇原敬之)
Snow Flowers (雪の華 / Original by 中島美嘉)
Take a chance on love (Original)
Baby I (Original)
I just wanna be with you -Acoustic Ver.-
WINTER SONG -Acoustic Ver.-
J-POPをカヴァーするにしても、そのこと自体賛否両論(否のが圧倒的に多いと思われる…苦笑)だけれども、選曲もせめて黒寄りにしてくれよと思った人もいるでしょうな。Boyz II Menの『Winter/Reflections』に続く第2弾ということなんですが、K-Ci&JoJoのハクや認知度には異論はないとはいえ、Boyz II Menほど一般的な浸透度があるかというといささか微妙なので……。ただ、J-POPでもコイツらが歌うと黒くなるんだな! といった化学変化がみられるやもしれないってことで。それが気に入らなくとも、「Take a chance on love」「Baby I」の新録2曲が入っているのでね。(とはいえ、この2曲が入ることで他の曲との毛色の違いがわかってしまうっていうことも大いにありえますが…)
でも聴いてみると、AIや久保田利伸の曲はR&Bしてるんだなとは思ったな。うん。
あ、それと、ライヴには久保田利伸が来てた模様。
発見出来ず残念。
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