ライヴが終了後は、会社にまた舞い戻るという強行軍でしたが…。
男女比率は、1:9くらい。(笑)
高めな年齢層にもかかわらず、スタンディングでノリノリになれる女性陣のパワーはすごいなと痛感。
ただ、終演後は、各所から「腰いてぇ~」の合唱、輪唱…。(爆)
アマゾンズのTOKOとのコーラスの絡みも多く、デュエットも数曲披露。
キーボードには伊藤薫が復帰。子供の世話に大変で、本日がツアー公演ラス前なのに、「やっと初日が出たっていう気分」だったとか。
ドラムには林田の別バンド“エロティカオ”ライヴバンドメンバーとしても活躍する“てっちゃん”こと波田野哲也がハードでキレのあるドラミングを披露。
もちろん、アルフィー坂崎風(?)のべーやんこと林部直樹、クールなベーシスト・小松秀行の常連がしっかりと脇を固める(演奏に関しては林部氏は完全に主役か?)。
とりあえず、セット・リスト。
レヴューはのちほど。
◇◇◇
ヴォーカリストという性。
くすぶっていたものが、三たび覚醒する。
やはり、歌い続けてこそ輝ける、そういう思いを強く感じたステージだった。
セレクトした曲は、事前にファンから募ったリクエスト曲を取り入れてのリストとなったが、
どんな曲であっても、林田自身の今を表現出来るのは、歌うことでしかない…そう体現しているようだった。
そして、歌えることの悦び。
彼をサポートしてくれる人たちとともに曲やステージを作り上げていく悦び。
さらに、ファンのために、も、もちろん大切なのだが、
自身が楽しめるということ。
これが出来る心境にやっとなれた…という気持ちが伝わってきた。
「こんなもんじゃない」「Bobby」と懐かしい曲に続いて、新作からファンキーでロックなアッパー・チューン「DIAMOND」と新旧織り交ぜた前半。
コーラスのTOKOとのデュエットも息のあった「ひどい気分に捧げるヤッホー」「Loose-Room Showtime」と、かなりひねった(?)選曲も悪くない。
林田健司の楽曲を聴いて思うことは、
ファンキー・チューンであれ、キャッチーなポップであれ、しっとりとしたバラードであれ、
ピュアなメロディ・ラインがスッと耳に入り込んでくる…という、優れた楽曲が多いことだ。
シングルとはならない楽曲でも、そのクオリティが落ちるところがない。
それは、
時にグルーヴィに、時にクールなラップで、時に王道ポップで、とさまざまな歌い方をしても、
彼の優れたヴォーカル力は、どんな楽曲にでもそのポテンシャルを発揮するのだ。
このツアーをしてきての感想をバンド・メンバーに聞くところで、
ギターの林部直樹が
「優れたヴォーカリストの横でギターを弾けること、これ以上のことはない」
というようなことを言っていたが、
まさに、この言葉に尽きるだろう。
優れたヴォーカル力…彼に与えられた天賦の才能を、これからは思う存分吐き出していけばいいと思うのだ。
「Crime of god」での彼の活き活きとした表情、
その後この曲で終わりと思わせておいて、
「もっと聴きたいの~?」とオーディエンスを煽り、「もっと!もっと!」と言わせてから始まった「MottO...XXX」での、感無量といった充実感あふれるパフォーマンスは、彼の茶目っ気と活きのいいノリがしっかりと表われたステージだった。
アンコールでの「Don't Give Up」「Cool」のアグレッシヴなヴォーカルは、自身が演じることに楽しさを覚えた証左といえるかもしれない。
メンバーを交えて演じる「彼女はDancer」は、パートごとにメンバーがヴォーカルをとるスタイルの楽しい曲だが、それゆえ林田のヴォーカル・パートが少ない。
だが、その何とも楽しげな表情を見ていると、周りと一緒に創り上げていくことの悦びを素直に実感しているんだな、と思えた。
その気持ちがあれば、今後も素晴らしく耳に残る曲を書き、歌ってくれるだろう。
そう強く確信して、会場を去ったのだった。
◇◇◇
<SET LIST>
01 こんなもんじゃない
02 Bobby
03 DIAMOND
04 ひどい気分に捧げるヤッホー
05 Loose-Room Showtime
06 ダラダラしようよ
07 花に水やるラヴ・ソング
08 C65 Beach Hotel
09 晴れ…1999
10 Rainbow Tears
11 King Of Monkey
12 レッド・メガホン
13 Y.T.O
14 Crime of god ~神様はいないのかい~
15 MottO…xxx
≪ENCORE #1≫
16 Don't Give Up ~大丈夫にならないで~
17 彼女はDancer
18 Cool
≪ENCORE #2≫
19 青いイナズマ(OVERHEAD CHAMPION MIX) feat. OVERHEAD CHAMPION
20 Sherry~君色想い~Love Line.
◇◇◇
「DIAMOND」って、浦和レッドダイヤモンズの応援歌とかになってもいい感じの歌詞な気がするなぁ。
歌詞では“BLACK DIAMOND”と“RED”とはいってはいないけど。
歌詞をみて、本当に採用されちゃったりしたら、それはそれで、FC東京ファンの自分としては、ちょっと複雑だけど。(苦笑)
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