11月10日から15日にかけて明治神宮野球場にて行なわれる第48回明治神宮野球大会の出場校が、高校の部、大学の部ともに出揃い、組み合わせが決定した。
高校の部は全国10地区の秋季大会優勝校が出場。来春の第90回記念選抜高校野球大会への重要な選考材料となり、優勝校の所属地区には同大会での「神宮大会枠」が与えられる。
大学の部は全国にある11連盟の代表が、大学日本一の座をかけて戦う。
その組み合わせおよび日程を、それぞれ高校の部、大学の部と分けて挙げておく。
◇◇◇
【高校の部】
≪出場校≫
北海道 駒大苫小牧(北海道・5)
東 北 聖光学院 (福 島・初)
関 東 中央学院 (千 葉・初)
東 京 日 大 三 (東 京・6)
北信越 日本航空石川(石川・初)
東 海 静 岡 (静 岡・4)
近 畿 大阪桐蔭 (大 阪・3)
中 国 おかやま山陽(岡山・初)
四 国 明徳義塾 (高 知・7)
九 州 創 成 館 (長 崎・初)
≪日 程≫
第1日(11月10日)
08:30 おかやま山陽 × 創 成 館(A)
11:00 日本航空石川 × 日 大 三(B)
第2日(11月11日)
08:30 大阪桐蔭 × 駒大苫小牧(C)
11:00 明徳義塾 × 中央学院(D)
第3日(11月12日)
08:30 聖光学院 × Aの勝者(E)
11:00 静 岡 × Bの勝者(F)
第4日(11月13日)
10:30 Cの勝者 × Eの勝者(G)
13:00 Dの勝者 × Fの勝者(H)
第5日(11月14日)
10:30 Gの勝者 × Hの勝者
◇◇◇
【大学の部】
≪出場校≫
北海道二連盟 星槎道都大(6)
東北三連盟 富 士 大(4)
関東五連盟1 日本体育大(11)
関東五連盟2 創 価 大(10)
東京六大学 慶応義塾大(9)
東都大学 東 洋 大(7)
北陸東海三連盟 名 城 大(7)
関西五連盟1 大阪商業大(4)
関西五連盟2 関 西 大(6)
中国四国三連盟 環太平洋大(4)
九州三連盟 九州共立大(8)
≪日 程≫
第1日(11月10日)
13:30 関 西 大 × 創 価 大(ア)
16:00 富 士 大 × 大阪商業大(イ)
第2日(11月11日)
13:30 環太平洋大 × 慶應義塾大(ウ)
16:00 九州共立大 × 名 城 大(エ)
第3日(11月12日)
13:30 東 洋 大 × イの勝者(オ)
16:00 星槎道都大 × アの勝者(カ)
第4日(11月13日)
15:30 日本体育大 × エの勝者(キ)
第5日(11月14日)
13:30 ウの勝者 × カの勝者(ク)
16:00 オの勝者 × キの勝者(ケ)
第6日(11月15日)
12:00 クの勝者 × ケの勝者
◇◇◇
高校の部は、今春の選抜を制した大阪桐蔭のブロックは、大阪桐蔭に甲子園常連の聖光学院や駒大苫小牧の北国勢がどう挑むかという構図か。中国、九州を勝ち抜いてきたおかやま山陽と創成館は粘り強く勝負したいところ。もう一つのブロックは、東京の日大三、高知の明徳義塾の全国常連実力校に、関東を勝ち抜いた中央学院や古豪の静岡が続く形が予想される。
大学の部は、近年は東京六大学と東都大学の一騎打ちという構図も崩れ、地方大学の躍進も顕著になってきた。特に終盤まで優勝がもつれた東京六大学代表の慶應は、序盤で東大に敗れ、法政にも大敗するなど強さと脆さが同居するゆえ、初戦の環太平洋大に苦戦することも考えられる。順当に行けば創価大との準決勝だが、創価大も関西大相手は楽ではない。道都大が星槎グループとなった不気味さも。
もう一方のブロックは、東洋大、日体大、富士大、大商大、九州共立大と実力伯仲か。四死球やエラーなどのミスが出た方が試合を落とすサヴァイヴァルゲームの様相となりそうだ。
◇◇◇