*** june typhoon tokyo ***

Crystal Kay@ZEPP TOKYO

Crystal_kay_callmemiss4月6日(木)のツアー・ファイナルには行くことが当初から決まってたんだけど、ナンダカンダ@藤井隆で急遽参戦が決まって、行って来ました。
毎回思うけど、仕事定時抜けでZEPPは時間的にキツイ。(´ヘ`;)
今回は2F立見席。よく見えました。
2F立見でも手すりをつかめる立見での最前列真ん中だったのでまぁよかった。
後ろにいたバカ女子高生たちが意味ないところでギャーギャーキーキー雑音出してるのを除けば。
ま、バカ女子高生に限らず、
雰囲気を読めずに自分だけのイヴェントとカン違いしている輩は大人にもいる訳ですけども。

そんなことはいいとして、
クリケイも20歳になったんですな。
(まだ20歳かよ…)

◇◇◇

成長と安定。
それを感じた“ショー”だった。

アメリカ人の父親と韓国人の母親を持ち、日本で育ったというスクランブルな環境が、
叙情的な日本風な趣を持ちながらも、ブラック特有のバネのある抜群のリズム感覚で
新しいスタイルとして台頭してきた彼女。
最近は、R&Bの加減をややポップよりに移してきてはいるが、
ポップややスムースなR&Bのなかであっても、「言葉」の重みや感情というものをしっかり醸し出すヴォーカル・スタイルはいまだに健在だ。

そして、さらなる海外という高みを目指すために、
日夜努力してきた彼女。
その成果は、楽曲以上に魅せることを意識したものだった。
当初から、ジャネット・ジャクソンのようにスターに、と公言してきた彼女。
その思いは、スタートから伝わってきた。

バンドやダンサーの面々を1人ずつライトで照らしながらイントロデュース・コール。
最後にヴォーカル、クリスタル・ケイがコールされ、一気にヴォルテージがあがる会場。
そこに現われたのは、黒のハットにパンツ・スーツ・スタイルという出で立ちのクリスタル・ケイ。
ジャネットともとれるが、兄のマイケル・ジャクソン風に近い衣装でバックダンサーを従え、
アルバム『Call me Miss...』のリード・トラック「Baby Girl」からスタート。

アルバム・タイトルからも察することが出来るように、
20歳になった自分を意識しているようだ。
「クリちゃん」ではなく「クリ」へ。
“Miss”をつけて呼んでもらえるにふさわしい立ち振る舞い。
ただ歌うだけではなく、大人として成熟したステージを。
そう決意したスタートに見えたのだった。
エンターテインメント・ショーをやり遂げる、これこそが、彼女の今回のツアーにおけるテーマだったのだろうと強く感じた幕開けだった。

以前までは、ステージとなると多少不安定な面も見せた彼女だったが、
前回のライヴから格段の成長をみせ、
今回もその成長の跡と、さらに周りを見渡せる余裕という安定感が備わったように思える。
しっとりとじっくり聴かせる「きっと」「kiss」などの王道バラードはもちろん、
「We gonna boogie」などのアップ・テンポなナンバーでも、ダンスをすることで曲のバランスが揺るがないような、
足腰の強いステージを展開していたことに、その姿が垣間見られた気がする。

クリスタル・ケイとしてのアイデンティティ、インディペンデンスを確立しつつあるのだな、と感じたのは、
情感のこもったミディアムからスローのバラード、「Together」「恋におちたら」などのポップ・チューン、
「Bye My Darling!」などのロック・テイスト・ナンバー、「Kirakuni」などのR&Bチューンなど、
幅広い楽曲をワン・ステージのエンターテインメントとしてショー・アップしてみせたことからだ。

初期からのファンにとっては、ややポップ寄りに展開している近作の楽曲は、イマイチ食指が動かないと感じた人も少なくはないだろう。
確かに、“売れ線”楽曲を意識してきたことは、明らかだったし、
それによりローティーンも含むティーンエイジャーを中心としたファン層を獲得してきたことは、
大きな功績だったといえる。
完全にポップ路線にシフト・チェンジするのか、という正念場でもあったところだが、
見事にエンターテインメント・ショーとして昇華し、
次のステップへ向かうというフットワークの軽さを魅せてくれたと思う。

また、ライヴでは、彼女が第一次の転機ともいえるスマッシュ・ヒットしたVerbalとのコラボ・チューン「Ex-boyfriend」を好んでリストに加えていたが、今回はリストから外し、“Crystal Style(クリスタイル)”を貫く決心をしたことも、
彼女のアクトの深みを生んだ一因だといえよう。

この“エンターテインメント・ショー”の最大のハイライトはチャイニーズ風とも言える、着物の着流し風のルックスに扇子姿とPV同様に演じた「Kirakuni」で、
潔いほどのショーマンシップに、彼女の心に宿る海外へ向けての意志の強さ鋭さを見た気がした。

ただ、先ばかり見据える訳ではなく、
アンコールでの「Kiss」や「恋におちたら」では、
心の琴線を揺るがすようなシルキー&スムースなヴォーカルで、
現在まで一段ずつ積み上げてきた資質に裏打ちされた表現力を、充分に発揮させていた。

今後のアクトが楽しみになってきた。


◇◇◇

<SET LIST>
01 Baby Girl
02 Nobody but you
03 I Know
04 テレパシー
05 We gonna boogie
06 Bye My Darling!
07 KTK
08 きっと
09 涙があふれても
10 Tears
11 I LIKE IT
12 Together
13 Boyfriend Part2
14 hard to say
15 Kirakuni
<ENCORE>
16 Kiss
17 Two As One
18 Happy Life
19 恋におちたら  

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コメント一覧

野球狂。
kotoriさん、コメントありがとうございます。
http://www3.to/jtt
kotoriさん、コメントありがとうございます。

そうなんです、クリケイ、やっと二十歳なんですよ。これからさらにアダルトさが加わると思うと、本当に将来が楽しみです。
kotori
クリスタル・ケイって、まだ二十歳なんですか!?
クリスタル・ケイって、まだ二十歳なんですか!?
あんなに歌が上手で落ち着いてるのに、まだ二十歳!?
ケミストリーの二人と同じくらいに見えるのに・・・
すごいなぁ。
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