春季王者との鍔迫り合いを制して、早稲田が勝ち点を獲得。
法政戦で連敗し、明治と1勝1敗で迎えた3回戦。優勝のためにこれ以上勝ち点を落とせない早稲田は、9回に小藤(日大三・4)が二死満塁から明治のエース・森下(大分商・4)の速球を捉え、左中間へ走者一掃のタイムリー二塁打で勝ち越し。3点のリードを得ると、4回途中からマウンドを引き継いだ早稲田のエース・早川(木更津総合・3)が9回裏を三者三振に打ち取り、優勝戦線に踏み止まる貴重な勝ち点を挙げた。
初回の二死3塁のピンチを先発の西垣(報徳学園・2)が抑えた早稲田は、2回に加藤(早稲田実・4)がヒットで出塁。捕逸、進塁打で一死3塁とすると、瀧澤(山梨学院・3)がレフトへ犠牲フライを放って先制。
一方、明治が4回に一死から喜多(広陵・4)が中安、森下の右中間二塁打、内山(静岡・4)の打撃妨害で一死満塁とすると、早稲田は西垣から早川へスイッチ。代打・公家(横浜・3)を追い込み、空振り三振に仕留めたと思った瞬間、小藤がパスボールで振り逃げ。その間に三塁走者がホームに還り、明治が同点に追いつく。
その後、明治の森下、早稲田の早川と両エースが粘りのピッチングを続け、なかなか追加点が生まれない緊迫した展開に。早稲田は5回に金子(早稲田実・3)、小藤と連打で一死1・3塁とするも早川が遊ゴロ併殺打、7回には先頭の加藤がヒットで出塁し、犠打や金子のヒットで三塁まで進めるも後続が続かず。明治も5回に北本(二松学舎大付・4)の二塁打や犠打で三進、続く6回にも二死1・3塁と得点機を作るもあと一本が出ず。手に汗握るなかで迎えた9回に、勝利への強い気持ちを発した早稲田がヒリヒリする緊迫した展開にピリオドを打った。
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【東京六大学 秋季リーグ】
早稲田大 vs 明治大 3回戦
2019年9月30日(月) 第1試合 13:00試合開始 15:38終了 試合時間2時間38分
明治神宮野球場 入場者数 2,000人
球審 青木 / 塁審 松本、萩原、堀井 / 線審(左) (右)
早 010 000 003 4
明 000 100 000 1
≪バッテリー≫
(早):西垣、早川ー小藤
(明):森下、入江ー西野、蓑尾
勝:(早)早川
敗:(明)森下
本塁打:
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《早稲田大》
1(左)田 口(早稲田実・4)
2(一)中川卓(大阪桐蔭・1)
3(三)福 岡(川越東・4)
4(右)加 藤(早稲田実・4)
5(遊)檜 村(木更津総合・4)
6(中)瀧 澤(山梨学院・3)
7(二)金 子(早稲田実・3)
二 吉 澤(大阪桐蔭・3)
8(捕)小 藤(日大三・4)
9(投)西 垣(報徳学園・2)
投 早 川(木更津総合・3)
西 垣 3 1/3/49/15/5/3/0/1/0
早 川 5 2/3/86/21/3/6/1/0/0
※投球回数/投球数/打者/安打/三振/四死球/失点/自責点
《明治大》
1(三)北 本(二松学舎大付・4)
2(左)陶 山(常総学院・2)
3(遊)添 田(作新学院・4)
4(一)喜 多(広 陵・4)
5(投)森 下(大分商・4)
投 入 江(作新学院・3)
6(右)内 山(静 岡・4)
7(中)市 岡(龍谷大平安・3)
打 公 家(横 浜・3)
中 渡 邉(広 陵・3)
8(捕)西 野(浦和学院・4)
打 田 村(佼成学園・3)
捕 蓑 尾(日南学園・1)
打 清水風(常総学院・3)
9(二)村 松(静 岡・1)
二 清水頌(春日部共栄・4)
打 長 南(八戸学院光星・1)
森 下 8 2/3/133/35/7/4/2/4/0
入 江 0 1/3/010/02/0/1/0/0/0
※投球回数/投球数/打者/安打/三振/四死球/失点/自責点
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