で、感想を一言で表わすと、
和製ビヨンセ、渡辺直美のビヨンセが歌う「ドリームガールズ」のマネって、
全然似てないじゃんか
ということです。(爆)
あれですよ、『ものまね王座決定戦』でのビジーフォーの外タレのマネっていうんですか。
ただ上手いっていうだけで、本人に全然似てないのにも関わらず、歓声&高得点になってしまう、みたいな。
絶対コイツ本物しらねぇだろっていう審査員が10点つけちゃう、みたいな(針すなおを除く)。
エアビヨンセ(渡辺直美)
全然こんな振りしてないし。(笑)
でも、モノマネってデフォルメ8割くらいが受けるところだと思うので、アリかナシかっていったら、アリなんだけど。(笑)
ま、それはいいとして、普通に感想を述べるとすると、
これは紛れもなくジェニファー・ハドソンの映画
ってことを再確認しました。
以前(このDVD購入当初)、サクッと観た時にも思ったんですが、改めて観ると、ジェニファー・ハドソンの存在感がこれでもかと突出している感じです。ビヨンセ、完全に食われちゃってます。それでも、ビヨは、後半になればなるほどダイアナ・ロスそっくりのヘアスタイルを駆使して、トップスターの面目躍如たるところを発揮してますが。ジェニファーはスタイル抜群のビヨの横に立たされて、これでもかとスタイルやルックスの歴然とした差を露わにされる訳ですが、そんなものナンボのもんじゃい!と吹き飛ばすほどの圧倒的な歌唱力がこの映画の肝です。ラストのチリチリのヘアスタイルなんて、朝パジャマのままでゴミを出しにいくおばさんみたいだもんなぁ。
あと、可哀想だなと思ったのは、ジェイミー・フォックスのヘアスタイル。当時の流行とビッグになる以前の弱小マネージャーのイモっぽさを出そうとしたのかもしれないけど、これはキモいといわれちゃうんじゃないのというようなヘアスタイルで。ま、そんなことにお構いなく、ジェニファー演ずるエフィはジェイミー演ずるカーティスに恋してしまう訳だけれども。
そんな可哀想なジェイミー・フォックス(違)ですが、先日リリースされたアルバム『イントゥイション』はなかなかのアルバムじゃないでしょうか。T.I.を迎えた「ジャスト・ライク・ミー」、ティンバランドによる「アイ・ドント・ニード・イット」やニーヨ&ファボラスとのヒット狙い「シー・ゴット・ハー・オウン」に、リル・ウェイン客演の「ナンバー・ワン」やT・ペイン客演の「ブレーム・イット」で2008年流行のロボ声スタイルを採り入れるなど、ゲストも豪華。ただし、器用貧乏というのか、レイ・チャールズにもなれちゃう高いなりきり度がかえってジェイミー・フォックスらしさを薄くしているという感じもしなくもない。要するに、これジェイミーが歌わなくてもよくね? という印象を持ってしまう曲が少なくなかったり、という。インパクトという意味では、「フリークイン・ミー」でフィーチャーされたマーシャ・アンブロージアスに持ってかれちゃってる感じも。
とはいえ、メロウなミッド・スローでは切ない佇まいで魅せているし、少なくともビヨンセの『アイ・アム…サーシャ・フィアース』よりは聴き応えのあるアルバムなんじゃないかと思います。はい。
◇◇◇
といったところで、あまり時間もないので、週末にゲットしたCDをズラッと列記してみたいと思います。
ボビー・ヴァレンティノ / リバース
HEATHER HEADLEY / AUDIENCE OF ONE
NOEL GOURDIN / AFTER MY TIME
PPP / アバンダンス
RYAN LESLIE / RYAN LESLIE
STERLING SIMMS / YOURS, MINE AND THE TRUTH
SYLEENA JOHNSON / CHAPTER 4: LABOR PAINS
BELL BIV DEVOE / HOOTIE MACK
ブラウンストーン / フロム・ザ・ボトム・アップ
FYA / FOR YOUR ATTENTION
グレン・スコット / ウィズアウト・ヴァーティゴ
JERZEE MONET / LOVE & WAR
JODECI / DIARY OF A MAD BAND
JOHNNY GILL / JOHNNY GILL
MARY J. BLIGE / WHAT'S THE 411?
ナタリー・コール / アンフォゲッタブル
下段は中古ですが、ジェルジー・モネとか以外はおそらくかつて所有していたと思われますが、何故か今CD棚に見つからないものばかりなので購入しました(メアリー姐さんのアルバムがないわけないと思ったんですが、ないんで)。そのジェルジー・モネですが、全くチェックしてなくていわゆるジャケ買いをしたのですが、ポスト“ローリン・ヒル”みたいな顔のジャケなので、期待させ損じゃなければいいのだが、とやや不安もありましたが、これが意外とよかったり。DMXが発掘し、イヴや ジャ・ルールが参加という触れ込みらしいですが、そんなこと言わなくても充分に聴くに堪える出来だと思います。キュートでライトな包容力あるヴォーカルは幅広い楽曲に対応可能なものでしょう。
◇◇◇
TERIYAKI BOYZ『SERIOUS JAPANESE』を聴いて思うこと。個人的には結構好きな部類で聴きやすいんですが、マブダチ過ぎるファレルとかカニエはもういいとして(笑)、ジャーメイン・デュプリ制作やバスタ・ライムス客演まで手を広げる意味が物凄くあったのかというと、そこらへんは多少疑問も残るところで。タイトルもそうだけど、日本発世界基準のヒップホップを標榜しているのかもしれないけど、そこまでジャパニーズに拘らなくてもいいんじゃないかというのもあって。効果音でもお茶を入れる音とか鼓とか海外が想起する日本のイメージを取り込んでいる訳ですが、どうなんだろうと。まぁ、そういうステレオタイプを演じておけば、ウケはいいのかもしれないけれど。でも、ノリはいいんで、かなりヘヴィローテに堪えられる盤なんですが。
ということで、ぴあで“残りわずか”になっている3月5日のZEPPでのライヴに行こうかどうしようか、いまだに迷ってる自分なのでした。
そんなこといってたら、テリヤキバーガー食いたくなってきたZO??(というオチでいいんでしょうか、ね)