
第96回全国高校野球選手権大会が8月9日から阪神甲子園球場にて14日間で開催される。6日に組み合わせ抽選会が、各校の初戦の対戦相手が決定した。
注目カードを見てみると、開会式直後の第一試合から選抜優勝の龍谷大平安と春日部共栄から好カード。第5日の明徳義塾と智弁学園も実力校同士の対戦。西の横綱と思われる大阪桐蔭は同じく第5日の第2試合で島根の開星と、140キロ超の投手4枚を揃える東の横綱・東海大相模は第6日に“大谷2世”の呼び声高い松本投手を擁する盛岡大付と対戦。第7日の沖縄尚学と作新学院も実力伯仲だ。
東京勢は日大鶴ケ丘が初日の第3試合で富山商と、夏初出場となる二松学舎大付は長崎の海星と第5日に戦う。二松学舎は長崎の有力校に競り勝って、上位進出を目論めるか。
関東勢は、開幕試合の春日部共栄をはじめ、第2日に藤代が大垣日大と対戦。なかなか手ごわい相手となった。第3日には健大高崎が岩国と、第4日には東海大甲府が佐久長聖と対戦。東海大甲府と佐久長聖は隣県対決となったが、どちらも打撃がいい印象のチーム。第6日には東海大望洋が熊本の城北、東海大相模が盛岡大付という東海大勢が連続で登場。第7日には作新学院が沖縄尚学に挑む。
その他では、強豪校を倒して出場してきた鹿児島・鹿屋中央と和歌山・市立和歌山、“がばい旋風”再びなるか佐賀北と仙台育英、東北の2強を抑えて出場した利府、常連となった聖光学院と激戦区兵庫を勝ち抜いた神戸国際大付、強烈なインパクトはないかもしれないが春に好成績を残した鳴門と近江、春夏通じて初出場となる角館と八頭という公立高校対決も面白そう。
総合力では前述の大阪桐蔭、東海大相模が一歩リードかもしれないが、東海大相模は初戦で“大谷2世”松本擁する盛岡大付に足元を掬われるかもしれない。選抜優勝の龍谷大平安も春日部共栄相手では、そう簡単には勝てないだろう。東邦、広陵といった古豪はダークホース的存在か。日本文理、大垣日大、沖縄尚学などは好投手を揃え、八戸学院光星は北條、智弁学園は岡本和真などが好打者が控える。実力均衡の学校が多いだけに、今後の展開にいっそう注目したいところだ。
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■第1日 8月09日(土)
≪1回戦≫
第1試合 龍谷大平安(京都)× 春日部共栄(埼玉)
第2試合 坂出商(香川)× 敦賀気比(福井)
第3試合 日大鶴ケ丘(西東京)× 富山商(富山)
■第2日 8月10日(日)
第1試合 日南学園(宮崎)× 東邦(愛知)
第2試合 静岡(静岡)× 星稜(石川)
第3試合 日本文理(新潟)× 大分(大分)
第4試合 大垣日大(岐阜)× 藤代(茨城)
■第3日 8月11日(月)
第1試合 健大高崎(群馬)× 岩国(山口)
第2試合 鹿屋中央(鹿児島)× 市和歌山(和歌山)
第3試合 佐賀北(佐賀)× 利府(宮城)
第4試合 三重(三重)× 広陵(広島)
■第4日 8月12日(火)
第1試合 東海大甲府(山梨)× 佐久長聖(長野)
第2試合 九州国際大付(福岡)× 東海大四(南北海道)
第3試合 聖光学院(福島)× 神戸国際大付(兵庫)
第4試合 小松(愛媛)× 山形中央(山形)
■第5日 8月13日(水)
第1試合 明徳義塾(高知)× 智弁学園(奈良)
第2試合 開星(島根)× 大阪桐蔭(大阪)
≪2回戦≫
第3試合 二松学舎大付(東東京)× 海星(長崎)
■第6日 8月14日(木)
第1試合 鳴門(徳島)× 近江(滋賀)
第2試合 城北(熊本)× 東海大望洋(千葉)
第3試合 東海大相模(神奈川)× 盛岡大付(岩手)
第4試合 角館(秋田)× 八頭(鳥取)
■第7日 8月15日(金)
第1試合 沖縄尚学(沖縄)× 作新学院(栃木)
第2試合 八戸学院光星(青森)× 武修館(北北海道)
第3試合 関西(岡山)× 未定
第4試合 未定
■第8日 8月16日(土)
第1試合
第2試合
第3試合
第4試合
■第9日 8月17日(日)
第1試合
第2試合
第3試合
■第10日 8月18日(月)
≪3回戦≫
第1試合
第2試合
第3試合
第4試合
■第11日 8月19日(火)
第1試合
第2試合
第3試合
第4試合
■第12日 8月20日(水)
≪準々決勝≫
第1試合
第2試合
第3試合
第4試合
■第13日 8月22日(金)
≪準決勝≫
第1試合
第2試合
■第14日 8月23日(土)
≪決勝≫
第1試合
