
■ みんなロックで大人になった?
今、NHK-BSで『BS 世界のドキュメンタリー』内で<シリーズ みんなロックで大人になった>という番組が7回にわたって放送されているんですが。
第1回がロックの誕生、第2回がアート・ロック、第3回がパンク・ロック、第4回がヘビー・メタル、第5回がスタジアム・ロック、第6回がオルタナティブ・ロック、第7回がインディー・ロックといった内容。
イギリス・BBCのアーカイブを使用する番組らしく、1960年代から現代に至るまで“ロック”が時代の流れの中でどう変化し、社会に影響を与えていったかを、イギリスで始まり世界的音楽産業に成長したという観点から綴っています。特に最終回の<インディー・ロック>編では、“ブリティッシュ・インディー・ロック”を採り上げ、ザ・スミス、ストーン・ローゼズ、スエード、オアシス、ブラー、フランツ・フェルディナンドらが登場してくるんですが、それを聴いてて(観てて)思うのは、やっぱり自分は圧倒的なヴォーカル力がなかったり、激情をぶつけるだけというようなアーティストはどうやら好きになれないってことですかね。
あと、バンドだと特に男性ヴォーカルが多いというのも。どちらかといえば、女性ヴォーカルが好きってのもありますか。地域性でいえば、USよりUKミュージックの方が日本と同じ海に囲まれた島国ということもあるのか好きだったりするんですが、ロック・ヴォーカルはどうしてものめり込むまでにいかないなぁ。下手とは言わないけど、音程や深み、グルーヴといった点では、ブラックに及ばないところが明確というのもあるし。もちろん、ロックのベクトルとブラックのベクトルが異なるのは百も承知なんですけどね。
という訳で、“ロック”で大人になったというのは、個人的には当てはまらないかなぁ、と。影響があったということは認めますが。でも、昔はロックも聴いていたから、そういう意味ではロックで大人になったといえるのかもなぁ。
一番大きいのは、“ロック至上主義”“ロック原理主義”ともいえるロックへの過剰評価の蔓延に嫌気が差してることなのかも。ロックといえばなんでもまかり通るみたいなそういう風潮にとてつもない嫌悪を感じるんだよねぇ。それじゃあ、“神のため”っていえばなんでも正義になってしまう宗教みたいなもんじゃないか、と。考えすぎですかね。
と、ロックをほとんど聴かなくなってしまった自分ですが、周囲には
「ロックを毛嫌いしてるくせに、生き方がロックじゃんか」
とか言われちゃったりもしています。(苦笑)
なんでだろー、なんでだろー、なでだなんでだろー。(死語?)
■ こどもの日
今日はこどもの日。
「こどもの日で休みっつったって、うちのどこにこどもがいるんだ?」と仕事に疲れてやさぐれた父ちゃんがブツブツ食事を前に言っております。野外のため、雨が降ると来客も減るらしく、
「連休あと全部雨降れ、降りまくれ。土日も晴れるな、雨降れ」
とか叫んでおります。
自分はとりあえず柏餅を食べてみました。白い皮のヤツね。ピンク色の皮で中が味噌あんみたいなヤツはちょっと苦手なんで。
さ、とりあえず、また仕事でもしよう……(する気はまったくないけども)。
※ 画像は、NHK-BS放送開始20周年キャンペーン“BS20才、ドき・ドき!!”に起用された、高部あい、鈴木千絵里、小祝麻里亜、真下玲奈、日笠麗奈。