*** june typhoon tokyo ***

近況注意報 音楽篇 1024

■ 嶋野百恵 in da house!!!
 
Momoe_shimano 
 
 2012年9月16日(日)、西麻布elevenで開催された“申し訳ないと秋祭り”でのモエ嬢のライヴの模様がYouTubeにアップされていました。(気付くの遅ッ)



 
 ああ、気付いてたら行ったのになぁ。残念~。

 
 90年代末に日本の音楽シーンに、にわかに“ジャパニーズR&B”“ディーヴァ”ブームが到来して、その時流とともに登場したモエこと嶋野百恵。MISIAの「つつみ込むように…」が爆発的にヒットしたことが発端となって、雨後の筍のように次々と“R&Bディーヴァ”が生まれていくことに。

 UA、ACO、Sugar Soul、露崎春女、SAKURA、井手麻理子、MISIA、DOUBLE、嶋野百恵、SILVA、KAANA、宇多田ヒカル、倉木麻衣、bird、SHOWLEE、Tina、wyolica、AN-J、Crystal Kay、Calyn、小柳ゆき、Tyler、傳田真央、KEYCO、ラナhanakoマキサック……倖田來未も当初はR&Bだったか。

 本当にこの頃の流れは早くて、1998年1月にMISIAが「つつみ込むように…」でブレイクすると(その後TBS『NEWS 23』でも採り上げていた記憶が)、その年の12月に宇多田ヒカルが「Automatic」で大注目されて、MISIAの登場が衝撃的といっていたメディアが一変して“宇多田ヒカルとは?”を伝えていた。翌年の夏過ぎには埼玉のギャル高校生だった小柳ゆきが出てきて、「見てくれはアレだけど、歌は物凄く上手い」と世間の親世代は眉をひそめたかと思うと驚愕、絶賛したりしているうちに、いつの間にか女子中高生のカリスマ、ファッションリーダー“あゆ”こと浜崎あゆみの時代になっていたり……。

 当時は「嶋野百恵なんてR&Bじゃなくて歌謡曲じゃねぇか」なんて揶揄されたこともあったけれど、前述の"ディーヴァ”のなかで、どれほどが(たとえジャパニーズという冠をつけたとしても)R&Bを貫き通したというのだろうか。MISIAはバラードを中心としたソウルフルな歌手へと大衆化してしまったし(それでも歌唱力は抜群だし、ライヴで金が稼げるアーティストとしては最高峰の一人だと思うので、CDを聴き、ライヴへは行くけれど)、宇多田は偉大なるポップ・シンガーとなった。DOUBLEはR&Bを貫こうとしてきたけれど、残念ながら歌唱力/タイプがブラックとは言い難い。Crystal Kayも初期は良かったけれど、主題歌タイアップ起用曲あたりでキャッチーなポップ路線へ行ってしまったし(それで知名度が広まったのだから悪いとはいえないが…)、小柳ゆきはこの中では一番“黒さ”に近いところにいるのかもしれないけれど(デビュー当時の顔の色ではなくて…苦笑)、急激にトーンダウンしてしまった。一時期“Yuki-K”名義でエイミー・ワインハウスとビヨンセをカヴァーしたりしたけれど、あまり話題になることもなかったし。(今年7月にドナ・サマー「MacArthur Park」、ホイットニー・ヒューストン「All At Once」のカヴァー・シングルをリリースしている模様)

 そういう意味では、嶋野百恵もパッとリリースが途絶えてしまって、寡作な人になってしまったのだけれども、歌謡曲的な歌唱による世界観を構築したR&Bを当初から変わらずにずっと貫いているともいえなくもない。時にはれぼったくて、倦怠な雰囲気が漂うけれども、ニュージャックスウィングやアシッド・ジャズ、さらには2ステップといった当時は新鋭なビート・トラックと見事に融合して見せたのは、彼女くらいなものじゃないのか。そう、どこを切っても独特の薫香を匂わす嶋野百恵印なR&Bを体現しているのだ。だから、いつになっても、また時々彼女のアルバムに耳を傾けたくなるんじゃないかと。

 おそらく、このような内容の記事を以前にも数回書いていると思うけれど、それだけモエ嬢が奏でる音楽に対して愛着があるということで、お許しくださればと。


45℃ -Secret Flava Remix feat. CO-KEY


 いやー、今聴いても(E)……“カッコE”→“カッコイー”→“カッコイイ”って、表現が古ッ。


◇◇◇


 とはいえ、いつまでも懐古ばかりしてる訳ではなくて、いつも新たな有望株を探してきたのだけれど、期待出来る人がなかなか現れなくて。

 加藤ミリヤは何だか背負いすぎ&うちらの世代カリスマ度が高すぎたし、青山テルマは1st「ONE WAY」だけだったし、May J.は同じ誕生日だということもあって期待したんだけど、1stアルバムに行く前にR&Bは失われていたし、JAMOSAもかなりこれは!と思ったけれど、結局インディ期のアルバムで止まってしまった感じ。
 なんていうんでしょうか、まだ早いだろって時期にバラード出したり、変なコラボ/フィーチャリングをリリースしたりすると、一気にR&B/ソウル色が抜けていくっていうのは、なにかの呪いでもあるのだろうか。(苦笑)

 SOULHEADは一頓挫あってから順風満帆じゃないようだし、Soweluはヌードまでして勝負賭けたのに(そうなる前に失われていたけれど)痛い終わり方になってしまうし、EMYLIは作家として裏方モードに入りつつあるし、日之内エミはメジャー契約解除されちゃうし、和製デスチャと意気込んで結成されたFoxxi misQは活動休止だし(メンバーのYU-Aは活動しているけど、いわゆる現行J-セツナR&B路線=自分が求めるR&Bにあらず)。
 ARIAやmochaなんて良かったけれど、元々作家的なスタンスが似合うのかな。西野カナとかBENIとかは完全に自分の求めるところではないし。そう考えると、一番R&Bしているのは、T-KURA&michico夫妻が手掛けたトラックを歌う安室奈美恵やら、AIくらいなのか。

 最近では、EMI MARIAやJASMINEに注目していたけど、自分が注目しようとすると、何だかそれまでの勢いがトーンダウンするような気がして(あくまでも自分の印象に限るけれど)……。

 というなかで、ちょっとこれは続けて聴いてみようかなというシンガーが現れた。

AISHA - Fallin' 4 U feat.DMC

 
AISHA - I Wanna Rock You


AISHA - MaMa Never Told Me feat. RICHEE&SIMON
 
 
 
Aisha


 AISHA(アイシャ)は、横浜生まれのアメリカ黒人の父と日本人の母とのハーフ。ルックスはちょっと山田優とか西山茉希っぽい要素も入ってますが、年をとったらマリーンみたいになりそうな顔をしてます。(笑)
 
 この声質と声量は、日本人シンガーとはいえ、父の遺伝子が強く出たということなんでしょう。10月3日に1stアルバム『I, Shout!!!』がリリースされたとのことなので、チェックしたいなと思います。出来ればライヴも観てみたいZO。

 
 そんな感じドS(どえす)。
 
 







 以上です、キャップ。
 
 
 



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