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*** june typhoon tokyo ***

TAMM@恵比寿ガーデンホール

Tamm アジア各国との音楽文化交流と音楽産業の振興を目指して、「アジア各国の魅力あるアーティストのショーケースライブ」及び「アジアの音楽市場に関するビジネスセミナー」を実施してきた“東京アジア・ミュージックマーケット(TAM)”が開催する、“日本からアジアへ”というコンセプトをより意識したイヴェント(JAPAN国際コンテンツフェスティバル(CoFesta)オフィシャルイヴェント)、“TOKYO ASIA MUSIC MARKET 2007 4th TAM”のショーケース・ライヴ@恵比寿ガーデンホールに行ってきた。

 ガーデンホールはMTVのライヴ・イヴェントや、以前はアシャンティ(ASHANTI)のライヴで行ったっけ。アシャンティの時は入場時のチェックが物凄く厳しく、黒サングラス黒スーツの屈強な黒人3、4人ほどに囲まれて…。荷物は別途渡して隅から隅まで中身を確認され、黒人からはもう“ホールド・アップ!”“フリーズ!”的な感じのボディ・チェックを受けたりして。会場に何故か化膿叶姉妹がいたなぁ。いい思い出だ。(爆)

 そんな思い出話はいいとして、今回は「アジア各国のメジャーレコード会社幹部も含めたアジアの音楽業界関係者を集め、日本から東南アジア進出を目指している魅力あるアーティストのショーケースライブを実施、日本の音楽を積極的に海外へと発信」というテーマに添ったものであるためか、ホール後ろ半分は階段状の座席がセッティングされてました。いわゆる業界人関係者席ってヤツです。
 10/16~19まで4日間、恵比寿ガーデンホール、SHIBUYA O-WEST、代官山UNITで行なわれ、昨日16日はガーデンホールでFUNKY MONKEY BABYS、中ノ森BAND、河口恭吾、HALCALIのライヴがあった模様。10/19を除いて入場無料の完全招待制ライヴでした。(ただ、招待は1組じゃなくて1名限り)
 その2日目に参戦。出演はm-flo、DOUBLE、Miss Monday、leccaの4組。普通に考えれば、lecca→Miss Monday→DOUBLE→m-floの出演順だろうな、とか思いながらホール内へ。それほど知られてなかったのか、最終的には600人くらいいたかなという感じ。一番盛り上がったのは、やはりm-floでした。ちょっと別次元だったか。

◇◇◇

 leccaとMiss Mondayは、9月のGIRLS PARK@AXで観た時とほぼ同じような流れ。
leccaはキャップをかぶっての登場。ガールズ・ダンサー“Hottie Cat”の2名を従えたアクトが中心だが、Hottie Catのショートパンツというのももはや長すぎるだろうという超マイクロパンツが相変わらず凄い。(笑)
 知名度は中でも一番低いという自覚があるのか、自分の演っている音楽を軽いMCで「レゲエの中でも、こう早口でベラベラと歌っていくDeeJay(ディージェイ)というスタイルでやってます」としっかりと説明。「こう見えても結構ネガティヴなんですよ」「メッセージをレゲエのリズムに乗せて伝えていく」と自分のスタイルをアピールしていく。
 スターターとしてはタイトル同様ピッタリの「スタートライン」から5曲ほど。メッセージを伝えていきたいというだけあって、ハッキリとしたユニークな主張が届く。「緊張してさっきも実はちょっと間違ったりしちゃったりしたんですけどネ」とはいうものの、歌詞がリスナーにしっかりと届く明確性のある歌唱がいい。個人的にはそれほどレゲエは好きではないんだけど(正直なところ、同じようなリズムやチルアウト感が続くと、聴いていて飽きてしまう)、とめどなく波打つDeeJayスタイルのヴォーカルと時にはコミカルなものも惜しげもなく披露するプライヴェートなリリック、ヴァラエティ豊かなサウンドなど、聴くべきポイントは多い。ちょっとCD聴いてみようかなと思って、チェックしてみたらSOULHEADのTSUGUMIとコラボしてたり。いやはや、ノーチェックでした。(汗;)

lecca - スタートライン
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 Miss Mondayはやはり数多く場数を踏んでいるからか、立ち振る舞いも堂々としたもので、あっという間にMiss Mondayワールドを創り出してしまうところはさすがだ。レゲエとヒップホップを自由にかっとぶフットワークと揺らぐことのない強い意志に支えられたフロウが雨あられのように降りかかり、オーディエンスが“楽しい音の洪水”へと飲み込まれていく。パフォーマンスからも自身が日々努力していることがそれとなく窺えるからこそ説得力のある、自分への応援歌「シアワセの種」、そして“オハナ”“ウララ”のコール&レスポンスも楽しい「オハナ」と、ハートウォームだがパワフルな2曲が続いた後、ラストはパーティ・チューン「PUT YA HANDS UP」。Girls Park@AX同様、今回も4人のダンサーがホールのヴォルテージを上げる。この曲、個人的に2007年の一押しJAMOSAとコラボしていたとはつゆ知らず……いやー今回はノーチェックだったことが多くて情けない。(恥)
 またこの時のダンスがもちろんセクシーなんだけどキュートなんだな、これが。4人それぞれがクルッと一回転しながら腰をシェイクしていくなかを心地よく泳ぐMiss Mondayの構図が、こちらに朗らかさを与えてくれる。Miss Mondayはなかなかコラボが多いアーティストなんだけど、それぞれのアーティストとの按排というかさじ加減に非常に長けた人だと思う。偏りすぎず、しかしながら、必ず彼女の色を記憶に残していく演出力が素晴らしい。こちらも『FOOTSTAMP Vol.1』を聴く機会があるので、じっくりチェックしてみたいと思う。

Miss Monday - シアワセの種
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Foxxi misQ - Party Booty Shake feat.Miss Monday
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こちらは、Foxxi misQとのコラボ曲。
FQのダンスはまぁいいとして(笑)、ミスマン姐さんの楽曲の舵取りっぷりが絶妙。
“ヨッ!”っていう下町風情的なノリも最高。(笑)

 DOUBLEは夏のMyFashion MyFa Fes@STUDIO COASTの縮小版という感じ。序盤3曲「Call Me」「Rollin' on」「Who's That Girl」を除いた、後半4曲の構成。オープナーの「SPRING LOVE」で白いガウンを着て登場するパフォーマンスも同様。
 前述の2人と後述のm-floはDJがついていたのだが、こちらもSTUDIO COASTのライヴ同様ステージにDJセットはなく、ワイルドセクシー系派手ギャル・ダンサー(笑)×4がDOUBLEをサポートするスタイル。「EMOTION」ではダンサーによるTAKAKOのリフト・アップも披露。ダンス・パフォーマンスを骨格としたエンターテインメント性を重視したステージを目指しているのかもしれない。ダンサーとの絡みも多く、しっかりとそれぞれのダンサーのソロ・パートも用意していて、バック・ダンサーも単なる飾りではなくTAKAKOが思い描くステージの重要なワンピースと考えていることが窺える。
 STUDIO COASTと違ったのは、「SUMMERTIME」でVERBALが登場せずに終わったことか。多くがm-floファンであったということを考えると、DOUBLEとの共演を楽しみにしていた人には少々残念だったかもしれない。「えー、出てこないの~」という空気が一瞬流れていた。ただ、水着を持って、タンニングオイル持って、海へ行こうというシチュエーションをコミカルに演じたダンサーと織りなすパフォーマンスはなかなか。「ちょっと季節が過ぎちゃった曲ですが…。最近、八景島シーパラダイスで夏体験をしてきまして、ウェットスーツ着てその中に水着着て…クジラとイルカに乗ったんですよ。」「クジラがねぇ~恐かったんです~」「…っていうことでね、どの季節でも夏体験は出来るので、みなさんもこの曲を聴いて夏体験してみてください」みたいなトークをして、ラストは「ROCK THE PARTY」。こちらは、きっちりとBOY-KENが登場。いやぁ、この1曲の決して多くもないフレーズのために出演してくれるBOY-KENには頭が下がるね。(笑)途中で黒人男性ダンサーとのエスコート風ダンス・パートも披露。最後は一列に並んで礼をしてステージ・アウト。

Goodie_memories ここまでで20:30過ぎ。予定では21:00くらいまでとのことなので、m-floは3、4曲演奏して終わりかあるいは☆TAKUのDJプレイ+2曲かな、などと当初は思っていたのですが、それが大間違い。嬉しい誤算。(笑)
 何故か七三分けタモリ風(?)のルックスで登場した☆TAKUがDJセットにつくと、それまでやや余裕があったプライヴェート・スペースが、前が詰まり後ろから人が押し寄せ一気に凝縮。(笑) イントロの「Issue No.5」で“トウキョウ…”とのコールのあと、Lori Fineの声で出演者がコールされていく。“TAKU…VERBAL…Emi Hinouchi…Ryohei……LISA”ここでまたまた「マジかよLISA来るのかよーッ!」という野郎どもの声と「キャーッ!リサーu,m./\@["#$%&'」みたいなガールズの声があがる。VERBALは“TOKYO TO THE MAX”というリミックス・アルバム『electriCOLOR』風のロゴの入った黒いTシャツで登場。

 演奏は基本的にメドレー風のリミックス・スタイル。リミックス・アルバムのリリース後ということもあるのだろうが、このようなイヴェントで(といったらなんだが)、新たにリミックス風にステージを構成してきたことに脱帽。☆TAKUも粋なことをやるもんである。 
 日之内エミは手術後だと聴いたが、それを感じさせないパフォーマンス。衣装は新曲「GOODIE MEMORIES」のジャケのもので、黒い蝶ネクタイ風のネックレスをしていた。いつもより何だかたれ目な感じがした。(笑)Ryoheiはタンクトップ姿ではなく(さすがにこの時期になるとないか)、白いワイシャツにちょっと底の深いだぶつきのあるニット帽。相変わらずオシャレなイケメンである。やけにはにかむ表情が多いのはリラックスしてステージを楽しめてるからか。LISAは出番が少なかったものの、やはり存在感がある。m-floのゴッド姉ちゃん、健在だ。

 今回興味深かったのは、こういうイヴェントではなかなか組まないであろう楽曲をリストに配してきたことだ。「LOVE ME, HATE THE GAME」や「Picture Perfect Love」、「Simple & Lovely」などは演らないと思ったのだが、これもリミックス仕様で展開したことと、m-floファミリーという日之内とRyohei、そしてLISAの対応力があってのことだろう。

 VERBALが“1、2…1・2”とオーディエンスを盛り上げようとしつつ“まだまだ…”とコーラス・パートでハイヴォルテージになるところを焦らしたりだとか(この手法は今後のライヴでも使われそうだな…笑)、VERBALがオーディエンス全員にひとさし指を1本立てあげさせ、LISAの“DJ ☆TAKU”の掛け声の後(1呼吸ためて=ここが重要…笑)“Drop it”と言わせたりと、楽しい演出も。
 「次の曲で最後の曲…」とVERBALが言うとオーディエンスが「エーッ!」と反応。
 そこで、「最初はRip SlymeのRYO-Zが言ってたのをオレがパクッたんだけど、今ではDJ OZMAもいうようになった」という長い前フリのあと、「オレが聞きたいのは、オレが聞きたいのは、オレが聞きたいのは……エーッじゃなくて?」とフると、「Yeah!(イェーッ!)」とレスポンス。これももうおなじみですが、ラストのちょっぴり終わってしまって残念感をなくしてくれる重要アイテムとなりました。(爆)

 せいぜい4、5曲と思ったのが、終わってみれば21:40過ぎで、約1時間近いアクトに満足したのだった。
まぁ、音響とかそういう細かいところは抜きにして。今回はいかに弾けられたか、ですんで。

 ということで、まだ書くことはあるかもしれないけど、とりあえずセットリストでも。
ちょっと後で修正入るかもしれません。


◇◇◇

<SET LIST>

≪lecca≫
01 スタートライン
02 I wish
03 a~i!
04 蝶々
05 おたくgirlsの宴(?)

≪Miss Monday≫
01 MONDAY FREAK
02
03 シアワセの種
04 オハナ
05 PUT YA HANDS UP feat. JAMOSA

≪DOUBLE≫
01 SPRING LOVE
02 EMOTION (including DANCER INTRODUCE SECTION)
03 SUMMERTIME feat. VERBAL
04 ROCK THE PARTY (with BOY-KEN)

≪m-flo≫
00 Issue NO.5 (TOKYO Ver.)
01 Lotta Love (loves 日之内エミ)
02 TRIPOD BABY (loves LISA)
03 LOVE ME, HATE THE GAME (loves Ryohei)
04 gET oN!
05 Simple & Lovely (loves 日之内エミ)
06 She Loves the CREAM (loves Ryohei)
07 Summer Time Love (loves 日之内エミ&Ryohei)
08 Picture Perfect Love (loves Ryohei)
09 Love Me After 12AM (loves Ryohei)
10 Love Song (loves 日之内エミ)
11 Love Don't Cry (loves 日之内エミ)
12 Miss you (loves 日之内エミ&Ryohei)
13 Love to Live By (loves 日之内エミ)
14 come again (loves LISA)

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