2018年度のワインエキスパートを受験し1次は合格したものの、2次試験に向けては何も勉強せず、漫然と受験したら案の定、不合格だった。
心機一転、2019年度は真面目に向き合うか!ということで、2次試験も独学かつ省エネで受かることを目指して効率的な勉強方法を考えてみた。
2次試験は白ワイン2種、赤ワイン2種、リキュール1種をテイスティングして、ワインは「外観」「香り」「味わい」、そして全体的な「評価」や「適正温度」、最後に「収穫年」「生産国」「品種」を選択肢からマークシートで回答するというもの。
そしてリキュールは「種類」だけを回答するというものだ。
様々なものを試した結果、僕が頼ったのは山崎和夫さんの「ワイン受験.com」の「2次試験対策講座」だった。
選んだ理由は、試験の設問や選択肢、過去の出題傾向をロジカルに分析し、そこから各出題分野を簡潔かつ適切に解説してあるところだった。
そして何よりも、試験と同じ回答用紙にワインの傾向ごと、例えば「白軽め・樽香りなし」「白重め・樽香あり」「赤・軽め」「赤・重め」などの場合の回答例が示されていて、加えて過去の出題から「フランス・カベルネ」や「日本・甲州」など品種ごとの模範回答もあったのがとても参考になった。
僕はこれらを熟読し、回答パターンを暗記して試験に臨むことにした。
とはいえ、そもそも出題されるワインがどのパターンに近いのか、どの品種なのかが判らないと、始めから回答パターンを外すことになるので、まず基本的な品種と特徴を知るために、石田博さんの「10種のぶどうでわかるワイン」を熟読した。
そして行きつけのワインバーに行く度に、白であればシャルドネ、リースリング、ソーヴィニョンブラン、ミュスカデ、甲州、ゲヴュルツトラミネール、赤であればカベルネソーヴィニョン、シラー、ピノノワール、メルロ、サンジョベーゼ、グルナッシュのうち、その日にグラスで飲めるものを試させてもらった。
僕にとって白は特徴が掴みやすかったので、何回か飲んでいるうちに品種や樽香の有無などはかなりの割合で判るようになってきた。
一方、赤の方はカベルネとピノの違いは判るものの、メルロ、サンジョベーゼ、グルナッシュなどは間違えてばかりで苦戦した。
とはいえ、苦手の赤も何度も飲んでいるうちにワイン受験.comの2次試験対策に記載がある回答パターンのうち、どれに当てはまるかは何となく判るようになった。
本やブログなどを見ていると、ぶどうの品種や国などを当てることに焦点を置いているものが多いけれど、配点でいうとそれらの割合は低く、2次試験突破だけを考えると品種を当てることよりワイン受験.comの回答パターンを覚え、そのワインがどのパターンに当てはまるかまで出来れば十分だと思う。
実際、僕は2次試験でも赤白4つの品種のうち白の2つしか当たらなかったけれど、赤もワインの傾向が判り、当てはまる回答パターンを答えたら無事に合格できた。
この方法だと、石田さんの本を1冊読み、ワイン受験.comの2次試験対策講座をしっかり読み込み、そこにある回答パターンを覚え、あとはワインを飲みに行った時に品種ごとの特徴を感じ取れば大丈夫。
ちなみに試験で出たリキュールは、普段から中華料理屋で飲み慣れていた紹興酒だったので楽勝で判った。
リキュールの試験対策は普段から色々なお酒を飲むしかないと思うけれど、ワイン以外はあまり飲まない人は初めから捨て、その分は出題されそうなワインの品種を飲む機会を増やした方が得策だと思う。
僕はこれらの勉強を8月頃から始めて十分に間に合ったので、いま考えたら1次を受け終わってからすぐにやっていたら同じ年に受かってたかもしれない。
これから受ける人にはお勧めできる勉強方法です。
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