
5月の風に負けた 8つのパープルの花びら
今朝は
纏った衣装は脱ぎ捨てたあとのクレマチス
パープル色の名残りもいて
センターには透きとおるような白と緑のグラーデーション
透きとおるようなJulieの指先に
グリーンの照明があたって
ほんとうに 新鮮な白魚みたいで
そんな指先が命のひとを いっぱい魅了させてくれて
支えの棒に
力強く踏ん張ってる枝先に いっぱいパワーもらって
今回の音楽劇
朝やんに変身したJulie
ふだん包み隠してる部分を 惜しげもなく
見せつけて
角刈りで前髪もなく はえぎわも もみあげも えりあしも
どこからも みつめてね
って
素足に雪駄
生の足 生の脚 どこまで魅せてくれるの
なんて ひやひやもしたり
いつもシャツの第一ボタン 第二ボタン 外す瞬間に
わくわくしていたのに
惜しげもなく 胸元あらわにして
急遽の観劇で
喉の調子が悪くて
翌日は 湿布でもしたの
なんて ピンクに染まった胸元も 魅せてくれたり
ライヴでは ちらり ちらりなのに
朝やんにへんしんしたJulie
たったひとつ お披露目しなかったのは
生のまぁるいカーブだけ?
親分だけ 横から見たら Aのカタチの看板だったけど
看板の内側で
子分に見えないように
手袋した左手で こそっとまぁるいカーブを
なでなでしていたのは どこの街だっけ
蔵の街だった