照明講座二日目は十五夜と重なって
箱庭の水面にお月さまも映りこんで風情のある十五夜になって
照明に興味を持ったら
歌舞伎観賞で耳に馴染んだ清元に繋がって
中秋の名月に
舞台照明の題材は清元のご祝儀曲
北洲千歳寿(北洲)
◇お月見の部分にどんな照明?
はや八朔のしろむくの
ゆき白妙に振りあがり
なじみ重ねて
二度の月見に逢いとて見とて
あわせ鏡のすがた見に
ワークショップのテキストより学習
◇北洲(ほくしゅ)
江戸時代の北部にあった吉原のこと
◇八朔は8月1日
この日に吉原の遊女は白無垢の綿入れを着て道中をした
◇白妙は白く美しい色
白無垢にかけている
◇ふり
ふりは「ふりの客」のふりと「雪」の降り、「なりふり」にかけて
◇あがり
登楼の意味でふりに、一見さん
◇吉原では3回通うとなじみ
位の高い遊女になると3回目でようやく契りに繋がる
◇裏
なじみになる2回目をいう
◇中秋の名月
吉原では2回月見をすることになっていた
(陰歴8月15日と9月13日)
それぞれの前後3日間を紋日として、遊客は祝儀をだすことになっていた
8月のみだと片見月ということで忌みきらって
9月も月見の約束をして
二度の月見は客寄せの意味合いのよう
歌詞の意味を学習して
人物を踊りわけるのも興味深く
そんな踊りの照明プランを練って
最初からは
あとで順番を追ってつづることにして
最初は地あかりのみの照明でエンディングまで
あわせ鏡のすがた見に
調光卓を操作している気持ちで
あれこれ追加は
照明機材をまじかに見上げながら
脚立にのぼったつもりで
照明機材もあらたに設置したり
いろいろして
照明講座2年通って微妙な違いがわかるようになって
岩城先生、自ら舞台のセンターに立って音楽に合わせてエンディングまで通して
照明のきっかけ、チャンスは「あわせ鏡のすがた見に」と
さぁ、何色を使うのかなぁ
パーパーを使うことになって
紫の88番
ブルーに映って残念
ここで、通して踊って
照明機材にあれこれつけて
最後の場面
さらに、踊りを際立たせるには
ライヴの照明、現場で積み重ねているので
横からもあてるのかしら
上手、横からのひかりをあて
肩のラインをくっきりさせて
更に練って
ようやく完成した北洲のらすと場面
これで拍手ではなく
照明を絞って暗転になって拍手
相模大野ライヴで
ピンスポを徐々に絞ることなく
久々の暗転になったっけ
時間がないので短く短くまとめた北洲の照明プラン