♪夢見る時間が過ぎたら♪

歌人生60周年もうすぐの「沢田研二」のページをめくりながら
今と昔を紡ぎながら

公園のベンチ

2016年05月12日 15時12分08秒 | 沢田研二の音楽劇

ベンチでひとやすみの風景に

みっつのピンスポ

赤と黄色と緑の照明

 

Julieの横顔に

ピンスポをあてない

デザインにして遊んでみたのは

自分だけのこだわり

 

ふつうならJulieの横顔に

照明あてたくなるけれど

ピンスポが似合うのはステージでのJulieだけ

なんて

公園のベンチを見つめ

ついついパチリ

 

ベンチから見える風景は

黄色い薔薇のアーチ越しに公園に集うひとたちの風景

 

ものをつくったり

ものを発信したり

 

作ったものを観るひとがいて

発信されたものを読むひとがいて

 

双方の気持ちが一致しないと

ただの一方通行

 

 

お芝居は

作るひとの思いが

客席のこっちに側に

伝わらないと意味がなくって

 

そういう場面で

そういうセリフは?

じゃすとふぃっとしないなぁ

って

感じたりすることもあって

 

日常の暮らしの中でも

知らないひとと

言葉を交わさなくても

表情で心が通じ合えることもあって

 

セリフがない場面で

役者がどう演じるかは役者の心意気しだい

 

演じる側が涙を流しても

こっちに思いは伝わらないことも

目に伝わっても

心には伝わらない

 

大きな声で言うより

ぼそっと言う方が

耳にではなく

心に伝わる

 

お芝居って

そういうものと自分なりに解釈しているけれど

 

昨年の音楽劇

高知公演のときに

ベンチに座ってのセリフがない演技

一瞬の表情

映像に残っていないのが

もったいなかったけれど

だからこそ

あの場所に

あの日に

現場でみつめたひとだけの観劇の思い出

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